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【海外発!Breaking News】ケーブル泥棒が感電死 架線柱で黒焦げの遺体が見つかる(南ア)

TechinsightJapan 2019年11月2日 4時50分

南アフリカではケーブル泥棒が多発しており、朝夕のラッシュ時にもかかわらず列車が来ないことも度々起こっている。しかし泥棒も命がけのようで、このほどケーブルに触れて感電死した男の遺体が発見された。『News24』などが伝えている。

南アフリカ・ケープタウンのタウンシップを走る路線、ニャンガ駅とフィリピ駅の間にある架線柱の上で黒焦げの遺体が見つかった。西ケープ州警察のシヤボンガ・マロ氏によると、男は線路の上にある架線を盗むために柱を登り、ケーブルを切断しようとした時に感電したそうだ。この遺体発見によりダイヤが大幅に乱れることとなったが、男の身元は今も分かっていないという。

感電してからしばらく経っていたと思われる遺体の写真がSNSに投稿されると、「この男はどうやってここに登ったのだ?」「モニュメントとして置いておけばいい」などのコメントが見受けられた。

フィキレ・ンバルラ(Fikile Mbalula)運輸大臣は、かねてから車両の破損やケーブル泥棒の取締りに非常に苦労していることを語っており、その後は対応策を次々に発表している。

今年7月には、「Prasa(南アフリカ旅客鉄道公社)」が新しく警備会社と実績ベースによる契約を交わしている。これは列車のシートなどを破壊する行為や、ケーブルなど窃盗事件の減少を目的としたものだ。また監視カメラなどに関しても性能の高い機器の導入を図っており、警備員で補いきれない個所をカバーすることが可能だという。

さらに今年8月にも大臣は、南アフリカ鉄道全般を近代化し改良していくうえで計画の進捗を常に把握するための「戦略室(War Room)」を立ち上げている。これにより今後の鉄道サービスを改善できると市民からも期待されていた。

画像は『Yusuf Abramjee 2019年10月25日付Twitter「Body on mashpole between Phillipi train station and Ntanta junction Cape Town.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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