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【海外発!Breaking News】卵巣がんで化学療法を始めた母の髪を4歳娘がカット(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2019年11月29日 5時50分

つらくて悲しくて仕方がない時、家族が支えになり、家族のために頑張ろうと思ったことはないだろうか。1人だとどうしてもネガティブになってしまう時、家族の笑顔に助けられたことはないだろうか。米アリゾナ州在住の3児の母はがんの治療で髪が抜け始めた時、怖くて何度も涙を流した。しかし「家族のためにくよくよしてはいられない」と娘にある依頼をし、辛さを笑いで吹き飛ばしたようだ。『The Sun』『Romper』などが伝えた。

米アリゾナ州に住むエミリー・オートンさん(Emilie Orton、32)は9月末、卵巣がんのステージ2と診断された。10月7日に化学療法が始まり約2週間が経過すると、髪の毛がごっそり抜けてしまった。

エミリーさんはその時の揺れる胸のうちを、SNSにこう綴っている。

「抜け落ちた髪を見てゾッとしたの。そして怖くて無性に泣けてきた。坊主になるってこと? そんなの嫌よ。私だけは化学療法をしても髪が抜けないんじゃないかって密かに思っていたけど、やっぱり抜けちゃったわ。医者は5月になったら1インチ(約2.5センチ)くらい生えるだろうっていうけど、そんなに長く待たなきゃいけないの? たった1インチってそれしか伸びないの?」

「髪は女性の命。だから気に入ったヘアスタイリストを見つけたら、高くてもその美容院に行くわよね。その髪を失うなんて悪夢よ。」

「でも、この状態を切り抜けるにはどうしたらいいのか考えたの。家族のためにもね。」

「そしてこう思ったの。私にとっては悪夢でも、子供にとって髪を切ることはきっと夢にみるような楽しいことなんじゃないかって。それで私はベストヘアスタイリストを見つけたわ。それはおしゃれが大好きな4歳の娘、ノラよ。」

「シャグ(ノラのニックネーム)に『あなたの好きなように髪の毛をカットしていいわよ』って言ったの。娘の喜びようと言ったらまるで天国にでも行ったかのようだったわ。彼女のヘアカットは4歳ならではの素晴らしい出来栄えだった。そして私の一番のお気に入りであり、今までで最も“恐ろしい”ヘアスタイリストだったわ。」

エミリーさんはヘアカットの様子を動画に収めてSNSに投稿しているのだが、ノラちゃんの表情は真剣そのものである。ノラちゃんが大きなハサミを持って髪を切る様子は危なっかしいが、エミリーさんは「とっても上手いわ」と褒めるのを忘れない。髪はどんどん短くなり前髪はとんでもないことになっているが、エミリーさんはノラちゃんの楽しそうな姿に満足しているようにも見える。

そして動画の最後にはザンギリ頭のエミリーさんと笑顔のノラちゃんが映し出され、こう言葉が添えられている。

「子供の一番好きなところは、私がどんな外見であろうと無条件に愛してくれること。そして大きな愛をくれること。子供は自分が愛する人のことだけを見つめているのよ。」

ノラちゃんが切り残したヘアはその後、エミリーさんの夫ニックさんがきれいにバリカンを入れている。エミリーさんは「泣かないように、笑ってみたわ」と語っているが、やはり大切な髪を失って少し寂しそうだ。

なおエミリーさんが投稿した動画には、次のようなコメントが見受けられた。

「なんてスイートな動画なの」「勇気ある人」「あなたを見習わなくちゃ」「この動画をみて笑って泣いた。私が10歳の時に、母は化学療法を受けて髪が抜け始めたの。その時キッチンで、母の髪が全て抜け落ちるまで丁寧にブラシを入れたのよ。あなたは強いわ。がんと闘って打ち勝ってね。あなたならできる」「子供がバービー人形の髪を初めてカットしたような、そんな髪型になってるわ。あなたこそ、最高のママよ」「あなたのためにも家族のためにも、早く回復することを願っているわ。」



画像は『Emilie Orton 2019年10月25日公開 YouTube「Cancer Chemo Haircut by My Four Year Old」』のサムネイル、『emilieorton 2019年6月7日付Instagram「Holidays on vacation are always the most memorable, and Easter was no different when you’re egg hunting though Hawaiian jungle plants on the back porch.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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