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【海外発!Breaking News】亡き父から届いた最高のギフトに13歳少年が感涙(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2020年2月2日 21時30分

9年間もがんと闘ってきた米ミシガン州ハドソンビル在住の男性が1月8日、息子2人と妻を残して47歳の若さで息を引き取った。男性は亡くなる直前、愛する息子のためにある贈り物を用意していた。『WZZM 13』『FOX 17』などが伝えている。

血液のがんである「多発性骨髄腫」と9年間闘ってきたジョー・カバルスキスさん(Joe Kavaluskis)が1月8日、あの世へ旅立った。ジョーさんは亡くなる直前に自らの死期を悟ったのか、妻のメラニーさんにあるお願いをしていた。

「自分が逝った後、ローガンに仔犬を贈ってあげたい。手配してくれないか。」

実は犬が大好きなローガン君だったが、ジョーさんは酷い犬アレルギーで息子の「犬を飼いたい」という夢が実現することはなかった。その代わりにローガン君はトカゲやハムスター、ヤドカリなどをペットとして可愛がり、3歳の時にギフトショップで買ってもらったボストン・テリアのぬいぐるみに“パパーズ(Puppers)”と名前をつけ、肌身離さず持ち歩いていた。

メラニーさんはジョーさんの最期が近づいていることに心を痛めながらも、ボストン・テリアのブリーダーを探し出した。そしてジョーさんが亡くなった5日後の1月13日、一家は自宅から約2時間離れたミッドランドまで車を走らせた。メラニーさんはその時のことを、こう振り返っている。

「その日はローガンが13歳になる“ゴールデン・バースデー”(日付と年齢が同じになる誕生日)でした。ローガンには『今日はあなたの従兄ジョンと一緒に仔犬をもらいにいくわね』とだけ伝えてあったので、彼はジョンが犬を飼うのだろうと思っていたようです。ローガンには仔犬が誕生日プレゼントであることも、ましてやそれが夫の最期の願いであったことも内緒にしていたのです。」

「“サプライズ”の動画を撮影したのは、ミッドランドからの帰り道でした。ガソリンスタンドに車を停めた時、助手席に座っていたジョンが仔犬を『抱っこしてみる?』と言ってローガンに手渡したのです。」

動画ではジョンさんが「それは君のダッド(父さん)からだよ。それは君の犬だよ」と明かすと、ローガン君は一瞬凍り付き、ジョンさんを見つめて「本当?」と返している。

「そうだよ。君のだよ」とジョンさんが答えると、ローガン君は仔犬を見つめ涙をいっぱいに溜めて「本当なの?」ともう一度聞き返す。

ジョンさんは胸いっぱいの様子のローガン君に「ダッドは君に仔犬をあげたかったんだよ。可愛いだろう? それは君のだよ」と励ますように言葉をかけていた。

この動画はSNSに投稿され、地元メディアが取り上げると、ローガン君はインタビューでこのように語っている。

「この子にはインディ(Indy)と名付けたんだ。ダッドが僕にくれた最期の、最高のギフトだよ。」

またメラニーさんは「夫は9年間もずっと病気で苦しんできました。良い時もあれば悪い時もあり、いつどうなってしまうのかもわからない状態でしたが、ローガンだけでなく、家族みんなに素晴らしい贈り物を遺してくれたのです」と述べ、涙ぐみながらこう続けた。

「夫は人の心を癒すのが上手な人でした。インディは絶好のタイミングでやって来て、私たちをたくさんの愛で包み慰めてくれています。インディといると、夫が一緒にいて私たちを見守ってくれている気がするのです。」



画像は『T&T Creative Media 2020年1月30日公開 YouTube「Boy Surprised With Birthday Puppy From Father Who Arranged Gift Before He Passed」』のサムネイル、『WZZM 13 2020年1月31日付「After losing a battle with cancer, a Hudsonville dad surprised his son one last time」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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