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【エンタがビタミン♪】キング・カズ「日本の力をみせるとき『セルフ・ロックダウン』でいくよ」 呼びかけに共感の声

TechinsightJapan 2020年4月13日 9時50分

“キング・カズ”ことサッカー界のレジェンド三浦知良選手は、所属チーム横浜FCが横浜市健康安全課の協力のもと3月26日に公開した「新型コロナウイルス感染症予防動画」でチームメイトたちと正しい手洗いの方法を実践して呼びかけるなど啓発活動にも積極的だ。4月7日に政府が新型インフルエンザ感染拡大を抑えるため7都府県に向けて緊急事態宣言を発令した後、『三浦知良オフィシャルサイト』で10日に公開された「日本の力をみせるとき」というメッセージが注目を集めている。

三浦知良選手と言えば、地元の私立静岡学園高校を8か月で中退して単身ブラジルに渡りプロサッカー選手の夢を実現。Jリーグ発足時に帰国して1992年にはヴェルディ川崎を優勝に導き、その後もイタリア・セリエAやJリーグのチームで活動を続け53歳で現役を続けている。世界を股にかけた三浦選手による「日本の力をみせるとき」の言葉は重い。

安倍晋三首相は緊急事態宣言の会見で「海外のようなロックダウン(都市封鎖)をイメージするものではなく、よりいっそう不要不急の外出を自粛することで感染拡大に歯止めをかけるための緊急事態宣言」であるとの趣旨を訴えた。ただ緊急事態宣言後も休業要請する業種の分類、補償内容など国と行政の主張がまとまらずに時間がかかり、都内をはじめ全国の感染者は増え続けている。

三浦知良選手は早くからスポーツ選手として新型コロナウイルスに感染しないよう野外を走ることさえ控え、家族にも緊張感を持つよう強いてきた。もちろんスポーツ選手だけではなく、馴染みの繁盛店が維持さえ難しい状況に追い込まれ、他にも娯楽や明るい話題すら楽しめない人がたくさんいる。

そうした世間の実態を踏まえたうえで、三浦選手は「すべての行動が制限されるわけでない緊急事態宣言は『緩い』という声がある。でもそれは、日本人の力を信じているからだと僕は信じたい。きつく強制しなくても、一人ひとりのモラルで動いてくれると信頼されたのだと受け止めたい」と切り出した。

これまで戦争や災害で苦しかった状況を乗り越えてきた日本人の協調性があり真面目で規律を守る国民性に期待して「僕らは自分たちの力をもう少し信じていい。日本人はこういうとき、『やれるんだ』」という三浦選手。

さらに「『都市封鎖をしなくたって、被害を小さく食い止められた。やはり日本人は素晴らしい』。そう記憶されるように。力を発揮するなら今、そうとらえて僕はできることをする。ロックダウンでなく『セルフ・ロックダウン』でいくよ」と呼びかけたのである。

三浦選手によるメッセージはニュース番組などでも紹介されており、Twitter上では「『セルフ・ロックダウン』カズさんの言動に感動。自分の行動、自分たちの行動が、未来に繋がる! 未来を創る!」、「さすが、カズだよ。素晴らしい言葉だよ。大好きだよ」、「キングカズの言葉に勇気づけられる ありがとう」などの声が見受けられた。



画像は『三浦りさ子 2019年12月22日付オフィシャルブログ「新国立競技場オープニングセレモニー」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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