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【エンタがビタミン♪】マシンガンズ滝沢、ゴミ清掃員として「恐怖感と使命感のはざま」で働く ゴミ袋に“感謝の言葉”は「やっぱり嬉しい」

TechinsightJapan 2020年5月10日 17時20分

お笑い芸人とゴミ清掃員の二足の草鞋を履いて活動している滝沢秀一(マシンガンズ)が、10日放送の日本テレビ系『シューイチ』にVTR出演した。かつて番組『おもいッきりDON!』で共演していた中山秀征が聞き手のため「ご無沙汰しています」「お久しぶりでございます」という挨拶からトークがスタート。中山と共演していた2009年頃は「まだ本気でお笑いを目指していた頃」だと振り返る滝沢は「今は(お笑いは)短期アルバイトみたいな感覚で。本業がゴミ清掃員なんですよね」と言い切る。今までとは違う状況にある現在、一般の人々に協力して欲しいことなどを紹介した滝沢は「恐怖感と使命感のはざまで仕事している」と口にした。

滝沢秀一がゴミ清掃員として働くようになったきっかけは、2012年の妻の妊娠。芸人として食べられず始めたゴミ清掃員の仕事だったが、始めて1、2年は「嫌だなあ。本当は芸人として食べていきたい」と思っていたという。しかし「一回本気でやってみようと思ったら、ゴミの世界は奥深いもの」と目覚めたそうだ。2018年に出版した滝沢秀一のゴミ清掃員としての体験記『このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景』などが合計約10万部のベストセラーとなる反響があったが、その滝沢が現在のゴミの状況や注意点、そして心境などを語った。

外出自粛が続くなか「ゴミがすごく多い」「普段の1.5倍から2倍ぐらいの量のゴミが出ている」と滝沢秀一。外食を避けるためか特にペットボトルやお弁当の空き容器が多く、リモート飲み会が流行し発泡酒やレモンサワーの類も多いという。またこの機会に大掃除や断捨離に励む人がいるため「片付けゴミが非常に多い。子供の思い出の品や洋服も多い」という滝沢は「洋服とか腐らないものだったら小分けにして何回かに分けて出してくれるとありがたい」と希望した。

ツイッターでも清掃員として一般の人々が気付きにくい情報を発信している滝沢秀一だが、4月25日の投稿を小池百合子東京都知事が「ぜひご一読ください」などとリツイートするなど注目を集めている。4月28日には「コロナウイルス感染拡大を防ぐためにゴミ清掃員がやってくれると助かるゴミの出し方を漫画にしました。文章よりわかりやすいと思うので、皆さんで共有してくれると嬉しいです!」と漫画を掲載して一般の人々に協力を呼びかけた。『シューイチ』でもこのような状況では「袋の口をしっかり結ぶ」「ゴミ袋を二重にする」「ゴミを出した後に手を洗う」の3つのポイントを守って欲しいと訴えた。ウイルスをまき散らさないようにゴミ袋の口をしっかり結ぶわけだが、ゴミの量を袋の7分目あたりまでにするとしっかり結びやすいと滝沢が実演。さらにゴミ袋の空気も抜いた方がいいそうだ。



先月、兵庫県のゴミ収集担当職員が新型コロナウイルスに感染したというが、滝沢秀一は「やっぱり怖いですね」と本音を漏らす。「分別されないで出される方も結構いらっしゃる。可燃ゴミのところにビンや缶が入っていると抜き取らないとならない。そのときに袋を開けると、ひょっとしたらウイルスが潜んでいるんじゃないかという恐怖感がありますね」といい「恐怖感と使命感のはざまで仕事しているところがありますね」と胸のうちを明かした。

それでも「最近は袋に『ありがとう』と書いてくれる人もいて、やっぱり嬉しいですね」と滝沢。実際にゴミに貼られていた手紙が紹介されたが、そこには「今週もよろしくお願いします 大変な時ですので、どうぞお気をつけて 感謝です」と書かれていた。また朝に大量のゴミがあった場所を帰りに通るとキレイになっている―その光景を見ると「心に沁みたりするんですよね。こういう日常を作っているのは僕らなんだなあと実感するんですよ」と感慨深げだ。これに中山秀征が「滝沢くんは心がキレイなんだよ。だからね、芸人には向いてないね」と笑わせた。

「全国の清掃員の方たちも頑張っていると思いますので、皆さん、応援してください」と滝沢秀一。視聴者からは「滝沢さんの言葉がすごく染みた」「回収のため、毎朝真摯に働く姿をみれば感謝しかないと」「ゴミ出しのやり方ちゃんとしなきゃ」「ゴミの出し方で、中の空気を抜くのはしてなかった。明日からやります!」などの声がネット上にあがっている。



画像2、3枚目は『マシンガンズ滝沢 2020年4月28日付Twitter「コロナウイルス感染拡大を防ぐためにゴミ清掃員がやってくれると助かるゴミの出し方を漫画にしました。」、2020年5月9日付Twitter「明日『シューイチ』に出演させていただきます。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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