日本の山道では鹿や狸など野生動物の飛び出しに注意をはらうよう標識が立てられているが、このほどアメリカで亀が飛んできて走行車のフロントガラスに突き刺さるという事故が起きた。なぜ亀が宙を飛んで来たのか、多くの人が首を傾げているようだ。『New York Post』『WSAV-TV』などが伝えている。
米ジョージア州サバンナ在住のラトーニャ・ラークさん(Latonya Lark)が、Facebookに事故の写真を投稿して人々を驚かせた。車のフロントガラスに突き刺さったままの亀が捉えられており、体長約30センチ近くあるその亀は、車めがけて飛んで来たそうだ。
事故が起きたのは今月12日正午過ぎのことで、ラトーニャさんと兄弟のケヴィン・グラントさん(Kevin Grant)は地元付近のハリー・S・トルーマン・パークウェイを車で走行中だった。運転していたラトーニャさんの目に塊のようなものが飛んで来るのが見えたためすぐに減速し、ケヴィンさんに「レンガが飛んで来る!」と叫んだという。
その叫びとほぼ同時に、フロントガラスに大きな衝撃があった。ラトーニャさんは車を安全な場所へと停車させてフロントガラスを確認したところ、激突したのはレンガではなく亀だったことが判明した。この亀はケヴィンさんが座っていた助手席前のフロントガラスに身体半分が突き刺さった状態だった。
一歩間違えれば亀はケヴィンさんの頭を直撃するところだった。そのことをケヴィンさんは「ガラスが割れた時、とっさに頭にあったのは自分の身を守ることだけでした。でもその瞬間は、顔を背けて手でかばうくらいしかできませんでしたけどね」と地元メディアに明かしている。
2人はその後、警察に通報してチャタム郡警察が対応することとなった。警察官は「フロントガラスがもう少し薄くて、亀が飛んでくる瞬間に減速していなかったら、悲惨な状態になっていた」と非常に危険な状態にあったことを伝えたそうだ。車はフロントガラスの破損がひどかったこともあり、牽引して移動しなければならなかったという。
飛んできた亀はまだ息があったため警察官に毛布で包まれて、怪我の治療のため地元の救急動物医療センター「サバンナ・アニマル・ケア」へと連れて行かれた。
ラトーニャさんは今回、車を破損させた亀について次のように語っている。
「亀を訴えることはできないし、弁護士だって頼めないわけだから結局、車の修理代は自腹ってことになってしまったの。もう身震いしちゃうわ。」
そして車の修理を済ませたラトーニャさんは今月21日、Facebookに今回の事故のことを綴った。しかし多くの人が亀がどこから来たのか頭を悩ませたようで、「一体どうして?」「なんてクレイジーな」といった声が見受けられた。ラトーニャさん自身は今回の出来事について、前方を走行していた車が路上にいた亀をはね飛ばし、それがフロントガラスに飛んで来たのではないかと憶測している。
画像は『New York Post 2020年5月26日付「Turtle crashes through Georgia driver’s windshield on highway」(Facebook)』『Latonya Lark 2020年5月21日付Facebook「My prior delimer... Mr Turtle was found at fault but he did not have insurance.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
米ジョージア州サバンナ在住のラトーニャ・ラークさん(Latonya Lark)が、Facebookに事故の写真を投稿して人々を驚かせた。車のフロントガラスに突き刺さったままの亀が捉えられており、体長約30センチ近くあるその亀は、車めがけて飛んで来たそうだ。
事故が起きたのは今月12日正午過ぎのことで、ラトーニャさんと兄弟のケヴィン・グラントさん(Kevin Grant)は地元付近のハリー・S・トルーマン・パークウェイを車で走行中だった。運転していたラトーニャさんの目に塊のようなものが飛んで来るのが見えたためすぐに減速し、ケヴィンさんに「レンガが飛んで来る!」と叫んだという。
その叫びとほぼ同時に、フロントガラスに大きな衝撃があった。ラトーニャさんは車を安全な場所へと停車させてフロントガラスを確認したところ、激突したのはレンガではなく亀だったことが判明した。この亀はケヴィンさんが座っていた助手席前のフロントガラスに身体半分が突き刺さった状態だった。
一歩間違えれば亀はケヴィンさんの頭を直撃するところだった。そのことをケヴィンさんは「ガラスが割れた時、とっさに頭にあったのは自分の身を守ることだけでした。でもその瞬間は、顔を背けて手でかばうくらいしかできませんでしたけどね」と地元メディアに明かしている。
2人はその後、警察に通報してチャタム郡警察が対応することとなった。警察官は「フロントガラスがもう少し薄くて、亀が飛んでくる瞬間に減速していなかったら、悲惨な状態になっていた」と非常に危険な状態にあったことを伝えたそうだ。車はフロントガラスの破損がひどかったこともあり、牽引して移動しなければならなかったという。
飛んできた亀はまだ息があったため警察官に毛布で包まれて、怪我の治療のため地元の救急動物医療センター「サバンナ・アニマル・ケア」へと連れて行かれた。
ラトーニャさんは今回、車を破損させた亀について次のように語っている。
「亀を訴えることはできないし、弁護士だって頼めないわけだから結局、車の修理代は自腹ってことになってしまったの。もう身震いしちゃうわ。」
そして車の修理を済ませたラトーニャさんは今月21日、Facebookに今回の事故のことを綴った。しかし多くの人が亀がどこから来たのか頭を悩ませたようで、「一体どうして?」「なんてクレイジーな」といった声が見受けられた。ラトーニャさん自身は今回の出来事について、前方を走行していた車が路上にいた亀をはね飛ばし、それがフロントガラスに飛んで来たのではないかと憶測している。
画像は『New York Post 2020年5月26日付「Turtle crashes through Georgia driver’s windshield on highway」(Facebook)』『Latonya Lark 2020年5月21日付Facebook「My prior delimer... Mr Turtle was found at fault but he did not have insurance.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)