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【海外発!Breaking News】「ゲップをしない」生後5か月男児を投げ飛ばし、頭蓋骨骨折させた託児所経営者(米)

TechinsightJapan 2020年6月8日 6時45分

米ノースダコタ州ワード郡カーピオの託児所「カントリー・ステップス・デイケア(Country Steps Daycare)」で昨年12月、経営者の34歳女が預かっていた生後5か月の男児を投げ飛ばして重傷を負わせた。事件から6か月を経て行われた今月2日の裁判では、女が子供達に対して日常的に暴力を振るっていたことが明るみに出て、地元に衝撃が走っている。『Minot Daily News』『KFYR-TV』などが伝えた。

米ノースダコタ州バートホールド警察によって裁判所に提出された宣誓供述書によると、託児所経営者のサラ・バビンチャック(Sarah Babinchak、34)は昨年12月2日、預かっていた生後5か月の男児を「ゲップをしないから」という理由で床に放り投げた。男児は頭を激しく打って痙攣を起こし、サラは救急車を要請。男児は搬送先の病院で、頭蓋骨骨折と脳内出血を起こしていることが判明した。

警察はその後、「転んだだけとは思えない」という医師の見解をもとに男児が虐待された可能性もあるとして捜査を開始し、サラの驚くべき素顔が暴露されたのだった。

まず子供の権利擁護センターが子供たちに行ったインタビューでは、当時7歳だった女児が「生後5か月の男の子がゲップをしなかったことに腹を立てて、床に投げ飛ばしていた。1歳の女の子にも同じことをしていた」と証言。さらに子供を預けたことがある保護者らは、警察に次のように語った。

「昨夏に女児が鼻血を出し、顔に痣や傷を作って帰宅したため病院へ連れて行った。その3か月後にも同じことがあった。」
「託児所に預けた後、子供が嘔吐することがあった。」
「おむつを替えてもらえず、お迎えに行くといつも泣いていた。」
「おやつや食事を与えられない日があった。その一方で無理やりご飯を食べさせられたこともあったようだ。」
「顔に傷があったが、『おもちゃで遊んでいて転んだ』と言われた。」
「首に大きなひっかき傷が3か所あった。『指輪が当たって、誤って傷がついてしまった』と説明を受けた。」
「子供を酷い言葉で怒鳴り散らしていたのを聞いたことがある。」
「収容人数を超えて子供を預かっていたようだ。」

警察は昨年12月13日にサラの自宅兼託児所の立ち入り調査を実施しており、主寝室には鍵がかけられていないタンスの引き出しの中に銃が置かれていたり、トイレにカミソリが放置されているのを発見した。また安全対策のためのコンセントカバーが設置されていないなど、施設の運営基準違反も確認されたという。

裁判でサラの弁護士は「生後5か月の男児は病気で、2週間ぶりに託児所に来た。サラは犯罪歴もなく、緊急通報もしている。サラに男児の容態が悪化した責任はない」と述べ無罪を主張した。

しかしサラは、12歳以下の子供への虐待と加重暴行罪(クラスB重罪)、監護放棄(クラスC重罪)で刑事告訴され、保釈金約1650万円(15万ドル)でワード郡刑務所に拘留された。次の裁判は8月6日の予定とのことだ。

画像は『The Sun 2020年6月3日付「BRUTAL RAGE Daycare worker ‘fractured 5-month-old baby’s skull’ after ‘getting mad and throwing him on the floor for not burping’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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