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【海外発!Breaking News】体外受精を考えていた夫婦、自然妊娠で一卵性三つ子を授かり「宝くじに当たったよう」と笑顔(英)

TechinsightJapan 2020年6月12日 5時45分

イギリスに住む35歳の女性が、自然妊娠で一卵性の三つ子を授かった。女性は第1子を体外受精で授かっており、三つ子の妊娠・出産は「まるで宝くじに当たったよう」と喜んでいる。『Mirror』『The Sun』などが伝えた。

英サリー州ウォルトン・オン・テムズ在住のリナ・サピアさん(Lina Sapia、35)が三つ子の妊娠に気付いたのは、昨年9月のことだった。リナさんと夫のファビオさん(Fabio、37)は、医師から「原因不明の不妊症」と診断されており、この妊娠を驚きとショックで迎えたのだった。

実は夫妻は3年間も子供ができず、長女のアルバちゃん(Alba、1)を体外受精で授かっている。そして今回の妊娠は、「冷凍保存していた4つの受精卵(胚)の1つを使って、もう一度体外受精をしよう」と話し合いを始めた矢先の出来事だった。

リナさんは想像もしていなかった三つ子の妊娠について、こう語っている。

「妊娠が分かったのは昨年9月のことで、市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たのです。『え! まさか』と思いました。ただ妊娠がわかる3か月前に2度目の流産をしていたので、妊娠を継続できるか不安でいっぱいでした。」

「妊娠6週の超音波検査は、『赤ちゃんが健康でありますように』とそれだけを願いながら診察を受けました。その日は看護師から『最近、気分が悪くなったりしませんでしたか?』などとたくさんの質問を受けました。私は以前の妊娠よりもお腹が大きいような気はしていましたが、『特に問題はないですよ』と答えました。それでも大きなピザを食べた後のように、常にお腹が張っている感じがあったのです。」

「その後、看護師は『心音が1つではないようですよ。セカンドオピニオンを聞いてみますね』と言って応援を呼びに行きました。私と夫は『もしかしたら双子かもしれないわね』と話していたのですが、心音が3つ聞こえることが分かったのです。」

「私たちの家族に多胎児はいないので、最初に『三つ子』と聞いた時はショックを受けました。リスクアナリストの仕事をしているいつも冷静な夫でさえ、部屋の隅で不安そうにしていたのです。笑顔は見せていましたが、その表情からは『信じられない』という気持ちが伝わってきました。私はというと、まるで宝くじにでもあたったような気持ちでいたのです。」

こうしてリナさんは妊娠32週まで2週間ごとに検査を受け、3月12日にルイス君(Luis)を約1134グラムで、ピエーロ君(Piero)を約1530グラムで、レミ君(Remi)を約1700グラムで出産した。

リナさんは「妊娠中は『また流産してしまうのではないか』とか『子供たちは元気に産まれてくるかしら』とか心配で仕方がなかったのですが、赤ちゃんがどんどん成長しているのを見て『私も頑張らなくちゃ』と思うようになったのです。三つ子は誕生後、病院のスタッフから『一卵性の三つ子なんて見たことがない』とスーパーヒーローのように可愛がってもらったんですよ」と嬉しそうに語った。



なお一卵性の三つ子は1つの受精卵が2つに分裂し、さらにその片方がもう一度分裂することで誕生する。自然妊娠で産まれる確率は2億分の1だそうで、ルイス君、ピエーロ君、レミ君はまさに“奇跡の子”と言えるであろう。

もうすぐ生後3か月を迎える三つ子の子育てについて、リナさんは「時々3人を間違えてしまうことがあるので、リストバンドを付けているんですよ」と幸せいっぱいの様子で明かしている。

画像は『Mirror 2020年6月9日付「Couple told they were infertile flabbergasted after having identical triplets」(Image: Caters News Agency)』『The Sun 2020年6月9日付「THRICE AS NICE ‘Infertile’ couple set for IVF become parents naturally… to identical TRIPLETS」(Credit: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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