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【海外発!Breaking News】恋人に捨てられそうになった男「末期がん」と偽り同情を引いて交際を続けさせる(英)

TechinsightJapan 2020年8月17日 5時45分

このほどイギリスで、交際相手の女性の心を繋ぎとめるために「末期がんだ」と偽り同情を引いていた男が女性を強制的に支配したとして有罪となった。『Metro』『BBC News』などが伝えている。

英ケント州にあるメードストン刑事裁判所で今月11日、同州シッティングボーンに住所を置くケヴィン・ベヴィス(Kevin Bevis、38)が元交際相手のカレン・グレゴリーさん(Karen Gregory、50)に対して暴行を加え、彼女を支配したとして有罪判決を受けた。

ケヴィンとカレンさんは、2016年10月から2019年12月まで交際していた。しかし2018年頃からカレンさんはケヴィンに対する想いが冷めたこともあり、別れることを考えていたがケヴィンに何度も説得されてずるずると交際を続けていたようだ。

そんな中でカレンさんはある日、ケヴィンから脳腫瘍による末期がんで余命いくばくもないことを告げられた。その時カレンさんは、ケヴィンと一緒にいる必要があると感じて「彼を1人にしておくことはできない」と思ったという。

それからというものケヴィンは毎日錠剤類を20錠服用し、歩行の際には杖を使うようになった。そのためカレンさんは、いつも彼の歩行を支えていた。ところがケヴィンはカレンさんの従順さを利用して性行為を要求し、時には他の男性との性行為まで強要したのだ。

しかしある日のこと、カレンさんはケヴィンの持ち物を整理している時に、彼が毎日がん治療のために服用していた錠剤が実はビタミン剤だったことが判明した。

そして2019年11月、ケヴィンはカレンさんを暴行した際に「俺はお前を殺して自分も死んでやる! 俺にはもう何も残ってない!」と口走っていたそうだ。翌12月にもカレンさんはケヴィンから暴行を受けたため、勇気を出して警察に全てを話すことにした。

警察が関与したことでケヴィンは同月19日に身柄を拘束され、取り調べの際にカレンさんが自分のもとから去ることを恐れて、がんを偽ったことを認めた。驚くことにケヴィンは、自分の母親や友人、職場の同僚にも末期がんだと告げていた。

ケヴィンは18か月の実刑に加え、5年間カレンさんへの接近禁止命令が言い渡された。今回の件を対応した警察は「彼女が相当な勇気を持って一歩前に進み、犯罪を止めるという我々の信念のために協力してくれたことに感謝しています」とカレンさんの勇気を称えている。

画像は『Metro 2020年8月14日付「Man faked cancer and took 20 pills a day to stop girlfriend breaking up with him」(Picture: Karen Gregory / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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