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【海外発!Breaking News】NY地下鉄に“ネズミ男”出没 マスク着用のルールを守ったパフォーマンスが話題に<動画あり>

TechinsightJapan 2020年11月17日 15時24分

米ニューヨークの地下鉄でネズミを見かけることは多いというが、このたびネズミの格好をした男性が電車に乗る姿を捉えた動画がSNSで話題になっている。これはパフォーマンスとして行われていたもので、実は過去にも同じ姿でニューヨーク市内に何度も出没していた。『New York Post』『Granthshala News』などが伝えている。

喜劇作家のアリソン・ウィリアムズさん(Alison Williams)が今月14日、Twitterに「ニューヨークは終わってしまったの? これが何なのか誰か説明して」と冗談交じりに記して1本の動画を投稿した。

動画は米ニューヨーク42番街付近の地下鉄車内で撮影されたもので、ネズミの被り物のマスクとピンクの長い尻尾を付けた男性がスーツを身にまとい、四つん這いになって到着した電車に乗り込んでいる。周囲を見回す仕草を見せると、四つん這いのまま座席に座った。周囲には数名の乗客もいるが、こういったことに慣れているのか誰も驚くような素振りは見せず、いつも通り過ごしている。

実はこの動画でネズミに成りきっているのは、ニューヨークを中心に活動するパフォーマンスアーティストのジョナサン・リオンズさん(Jonothon Lyons)だった。自らマスクをデザインし、全身を使って表現するパフォーマンス活動を行っており、過去にはクリエイティブなステージでお馴染みの「ブルーマン」と共演した経歴を持つ。

今回のパフォーマンスは「Buddy the Rat」というタイトルでシリーズ化されている作品の一部で、“バディ(Buddy)”という名のネズミに扮したジョナサンさんが、ニューヨークの街中に出没しパフォーマンスを行う短編動画がいくつか撮影されている。

アリソンさんがTwitterに投稿した動画には、現時点で10万4千件を超える「いいね」が集まり、再生回数も438万回を上回っている。ユーザーからは「面白いね! もし私が出会ってしまったら困惑しちゃうよ」「ちゃんと“マスク”をしてルールを守っているのは良いことね」といったコメントが寄せられた。

さらに地下鉄の運営会社「Metropolitan Transportation Authority(MTA)」の公式Twitterが、アリソンさんのツイートを引用し「マスクを装着してくださりありがとうございます」と述べている。

またニューヨークに住むユーザーからは「ニューヨークらしいね」「ネズミが電車に乗るのも、パフォーマーがいることも至って普通のこと」といった声も多く見受けられた。

ジョナサンさんは「ニューヨークには周囲に無関心な人が多いですが、バディを見た人は怖がったりして楽しんでいます。ネズミのマスクの下には普通のマスクも付けていますよ」と明かしている。



画像は『New York Post 2020年11月14日付「Man dressed as giant rat takes subway mask requirement to new heights」(Jonothon Lyons / Twitter)』『Alison Williams 2020年11月14日付Twitter「Oh NYC is dead?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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