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【エンタがビタミン♪】「幸せなのにツラい」と悩むLiSAを救った天海祐希、自身はブレない生き方で「今が一番楽しい」

TechinsightJapan 2020年11月24日 13時55分

歌手のLiSAが、まだアニメ『鬼滅の刃』の主題歌『紅蓮華』や映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌『炎』をヒットさせる前のことだ。すでに“アニソンの女王”と呼ばれる人気がありながら、人に話しても分かってもらえないような悩みを抱えて落ち込んだ時期があった。そんな時に女優・天海祐希の言葉で救われたという。

11月22日放送の日本テレビ『行列のできる法律相談所』に出演したLiSAが、天海祐希とのエピソードを明かした。

2011年にミニアルバム『Letters to U』でソロデビューしたLiSAは、数々のアニメ主題歌を担当して国内外で高い人気を得た。2014年1月には夢だった日本武道館公演を実現したのをはじめ、次々と大規模な会場を満員にさせていく。2018年5月には初のベストアルバム『LiSA BEST -Day-』と『LiSA BEST -Way-』を同時リリースした。

しかしLiSAはその頃を振り返り、「30代になって、自分がどうやって生きていこうか迷っていた」という。ライブではたくさんの人を前に歌いながら、ステージを降りて素に戻った時に「自分はこれをいつまで続けられるのかな?」と終わりを数え出してしまったのである。1人になると寂しさを感じて「こんなにも幸せなのにツラい気持ち、誰かに話しても分かってもらえないだろうな」と悩み、メンタルはボロボロだったそうだ。

ベストアルバムの公式サイトに関係者からのメッセージが掲載されており、その中に天海祐希の名前があった。

天海による「LiSAちゃんの歌を聴く度、何か、元気になるんだ…LiSAちゃんが発する言葉には、しこたま想いがこもっててそれがこちらに届くんだなぁ…」という表現から、LiSAの歌を大好きなことが伝わってくる。

悩んでいた当時のLiSAがそれを読んで天海祐希にお礼のメッセージを送ったところ、返信があった。

それは「重ねていくということは1人の女性として 孤独を背負うということですけど 孤独でもその孤独を是非楽しんでください」という、まるでLiSAの気持ちを知っているかのような言葉だった。

相談をしたわけでもないのに天海祐希から届いた言葉で救われて「心強くなりました」というLiSA。今でもその言葉を大切にしており、自ら作詞を手掛けたヒット曲『紅蓮華』(2019年4月)には「心強くなれた」想いが活きているという。

『行列』では、当の天海祐希がVTR出演してLiSAに送った言葉の真意を話した。天海は「年を重ねていくと、若かった頃にできなかったこともできますが、できなくなっていくことも多い」と実感しているだけに、LiSAが当時30歳だったことから天海自身の経験と重ね「何を選んで何を捨てていくか、悩まれる時でもあるかな」と考えたという。

さらに天海は『行列』スタッフとの会話で、「孤独を楽しむことで自分ともっと友達になれることもある」、「私は落ち込むことがない。落ち込む時間がもったいない」、「悩みを相談することもない。年齢上がってくると悩みとかないから、いらないもんをボンボンボンって捨ててっちゃえばいい」と気持ちよいほど明快に答えていた。



折しも、21日に放送されたフジテレビ土曜プレミアム『まつもtoなかい~マッチングな夜~』にゲスト出演した天海祐希。トークのなかで「人生において手にできる可能性って若いうちはいっぱいあるけど、30代・40代・50代と狭まってきて、今は選ばなくていいことを手放しているのでものすごく楽。人生の中で今が一番楽しい、年々楽しくなる」と話しており、ブレのない生き方がうかがわれた。

ちなみに天海祐希と言えば、主演ドラマ『女王の教室』(2005年)や『BOSS』(2009年)、『緊急取調室』(2014年)、最近では『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(2020年)など強い女を演じるイメージが強く、エピソードにも天海祐希らしい男前な性格を感じさせるものが少なくない。

たとえば刑事ドラマ『BOSS』で共演したケンドーコバヤシによると、天海祐希がキャストたちに「母の日だから、みんなお母さんに電話するように」と話したので「ボスの指示」と受け止めたケンコバが実家に電話したところ母親が喜んだ。ケンコバが正直に天海祐希による指示だと明かすと、さらに大感激した母はそれ以来「拝むかのように」して天海のことを話すようになったという。



画像3枚目は『LiSA 2020年11月22日付Instagram「岐阜のヒーロー高橋尚子さんにお呼びいただき #行列のできる法律相談所 様に出演しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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