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【エンタがビタミン♪】キンコン西野、映画『鬼滅の刃』超えは「絶対無理」悟る 監督作『えんとつ町のプペル』の目標下方修正

TechinsightJapan 2020年12月8日 13時11分

西野亮廣(キングコング)が制作総指揮・脚本・原作を手掛けた劇場版アニメ『映画 えんとつ町のプペル』が12月25日より公開される。11月までは「鬼滅の刃を超えるか?」と見通しを立てていた西野だが、現実を突きつけられてその考えを改めねばならぬ場面に直面した。

漫画にテレビアニメと大人気の『鬼滅の刃』(原作・吾峠呼世晴)は、10月16日に公開された映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、公開52日間で観客動員数が2152万人を超え、興行収入は288億円を突破した。



遡って10月21日のこと、西野亮廣はツイートデータをもとにトレンドを配信する『ついラン』による「映画ランキング・2020年10月20日の評判」で1位『えんとつ町のプペル』、2位『ミッドナイトスワン』、3位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』とあるのを見て、手応えを感じたのだろう。公式Facebookに「『鬼滅の刃』を抜いて、1位になった」と投稿していた。

しかも11月6日にはブログを「【鬼滅の刃を超えるか?】映画『えんとつ町のプペル』の前売券の販売枚数がヤバイ!」のタイトルで更新。デジタル映画鑑賞券「ムビチケ」前売り券の状況を分析して、『鬼滅の刃』の8月~10月のムビチケ販売枚数はおよそ「19万枚」と見当をつけた。

対して『映画 えんとつ町のプペル』のムビチケの販売枚数は「まもなく『19万枚』ぐらいいっているハズ」と見通して、「こればっかりは数字が発表されてみないとわかりませんが、下手すりゃムビチケ販売枚数で『歴代1位』を獲れるかも…というラインまできていることは確かです。興奮するでしょ?(笑)」と豪語していた。ただしあくまで「ムビチケ」の話だ。

12月2日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)にゲスト出演した西野亮廣。同番組にはこれまでも出演したことがあり、総合司会の宮根誠司とのやり取りも慣れたものだが、この日も「お互いに嫌われている者どうし仲良くしよう」などといじられていた。

『映画 えんとつ町のプペル』の話題になり宮根誠司が「目標興行収入は?」と聞いたところ、キンコン西野は「映画監督への質問は『この映画のメッセージは?』などと聞くのが普通ではないか」と不本意そうだ。しかし宮根が「言いましょう!『鬼滅の刃』とか大変なことになってますやん」と食い下がったので西野も渋々「100億円」と答えたのである。

実は西野、11月28日放送のトークバラエティ番組『おかべろ』(関西テレビ)にゲスト出演した際も、『映画 えんとつ町のプペル』の目標興行収入を聞かれて「100億円」と答え、「100億ってなかなかいかないが、いけば大成功。でも目標ですから…」と話していた。

『ミヤネ屋』が調べたところ、今まで日本で興行収入100億円を超えているのは37作品しかなく、映画作品がずらりと並ぶランキング表を見せた。

「100億円」で『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(2006年)、「101億円」で『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年)、「110億円」で『南極物語』(1983年)と紹介されていき、1位は『千と千尋の神隠し』(2001年)の「308億円」、2位は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で「275億円」だった。

宮根は「『鬼滅の刃』が抜きそうな勢いですね。『プペル』も目標100億円じゃ少ないんじゃない?」、「上位をみると、けっこうアニメが多い。だから『プペル』いけるんじゃないか!」と煽るが、西野は『トイ・ストーリー4』でほぼ100億円という現実を受け止めて「なるほど。これは、絶対に無理ですね! 80億です!」と目標を下方修正したのである。

ちなみに宮根誠司は、『映画 えんとつ町のプペル』に声優で出演しているだけあって作品の素晴らしさは認めている。映画を観たスタッフたちが涙して「西野に泣かされたのが悔しい」と話していたエピソードを明かし、西野を苦笑させた。

物語の舞台である煙突だらけの“えんとつ町”は、街中から煙が上がっているため空は黒い煙に覆われており、住民たちは青い空も輝く星も知らなかった。親を亡くした少年ルビッチ(声・芦田愛菜)の前にハロウィンの夜、ゴミ人間のプペル(声・窪田正孝)が現れる。

キンコン西野によると、ルビッチの父・ブルーノ(声・立川志の輔)のモデルは2018年1月31日にがん性心膜炎のため38歳で亡くなったET-KINGのリーダー・いときんさんだという。「いときんさんだったら、星が見えない街でも本当に『星があるぞ』って言ってくれそう」とイメージしたそうで、「観てほしかったな」と寂しげだった。



『ミヤネ屋』の視聴者からは、Twitter上で「『煙突の先に星がある』と言い出す重要キャラ・ブルーノのモデルがいときんさんと聞いて見たくなった。これ話してる時の西野さんの目が涙ぐんでて泣けた。今でも僕ET-KINGが大好きです!」という声が見受けられた。



画像3枚目は『【公式】『映画 えんとつ町のプペル』 2020年11月26日付Twitter「どうか皆で迎えよう 夜の町の最後の夜を」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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