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【海外発!Breaking News】脱ぎっぱなしの靴下を洗濯機に入れるのは娘か?母か? 飽くなき母娘の攻防戦に「ユーモアセンス抜群の子育て!」の声(米)

TechinsightJapan 2020年12月9日 21時3分

お風呂場に脱ぎ捨てられた娘の靴下を見つけた母親は、娘が自分で洗濯カゴに入れるようあえてそれを放置することにした。しかし1週間が過ぎてもその場に置かれたままの靴下に、母親は美術館の展示品のようにラベルを貼って娘の注意を引いた。ところが娘はこれに対し、展示用の台を用意し靴下を飾ったという。母親は負けじと鑑賞者に見立てた人形を靴下の周りに置いて対抗した。この母娘の飽くなき闘い、果たして軍配はどちらに上がったのだろうか? 『TODAY』などが伝えた。

米ワシントン州ポート・タウンゼンド在住のゼップ・キャンベルさん(Xep Campbell)は先月26日、自宅のお風呂場に脱ぎ捨てられた娘ケストレルちゃん(Kestrel、10)の汚れた靴下を発見した。

いつもなら「やれやれ」と思いつつ洗濯カゴへ入れるところだが、この時は違ったようだ。ゼップさんは「私が洗濯カゴに入れなかったら、いつまでそこに靴下が置かれているのか見てみることにしたんです。一種の社会的実験ですね」と今回の騒動の発端を明かした。

娘の靴下を見守ることにしたゼップさんだったが、靴下は1週間が経っても動かされる気配がなかった。これに対しゼップさんは「意図的にやっているのなら、それ相応に注目してもらうべきだと思いました。ケストレルが靴下を拾って洗濯カゴに入れることを願い、小さなラベルを作りました」と次の一手に進んだことを語った。

ゼップさんは脱ぎ捨てられた靴下をアート作品とみなし、小さなラベルに作者名や出身地、生まれ年、タイトル「忘れられた靴下」、作成年月日などを書き、キャプションボードとして靴下の近くに貼り付けたのだ。

ここまですればさすがに靴下を拾うだろうと思っていたゼップさんの元に、ケストレルちゃんから「これを貼り付けたのはママ?」とメッセージが届いた。ゼップさんが「そうよ。洗練されたとても素敵な作品だわ」とジョークで返すと返信はなかったようだ。



ゼップさんが帰宅し、ケストレルちゃんから「展示台を作ったよ!」と謎の報告を受けて風呂場に行ってみると、そこには木で作られた小さな台座に置かれた靴下があった。ゼップさんは「まさかケストレルがこんな反応を見せるなんて予想していませんでした」と驚いている。靴下を巡る攻防は、ゼップさんのクリエイティブなジョークセンスをしっかり受け継いだケストレルちゃんが勝利したようだ。



ここまで来たらできる限り展示品に見えるようにしようと思ったゼップさんは、牛や羊などの人形を鑑賞者として周りに置いたという。



ケストレルちゃんとのやり取りをゼップさんが自身のFacebookに投稿すると、現時点で5万8千件以上の「いいね!」が寄せられ、13万回以上シェアされた。

コメント欄には「ユーモアセンス抜群の子育てだ」「その展示作品はずっとそこに置いてあってほしいな」「理想の家族の在り方だ。私もこんな風になりたいね」「イライラするような出来事を、面白い出来事に変えられる人って大好き」とたくさんのユーザーが羨望の声を寄せた。



ゼップさんは「ここまで大きな反響があるとは思いませんでした。このストーリーをFacebookに投稿する前に、ケストレルとインターネットの危険性について話し合いました。世界中の人に見られたくないものは投稿するべきではないと伝え、それを踏まえケストレルに今回のことを投稿していいか聞くと、快諾してくれました。実際に多くの人に投稿を見られるという良い経験になりました」とコメントしている。



その後、アート作品に昇華した靴下の様子をゼップさんはFacebookに投稿している。今話題の米ユタ州で見つかったモノリスをパロディにした作品やクリスマスのライトを飾ったり、鑑賞者を増やしたりしている様子が投稿されている。

画像は『Xep Campbell 2020年12月3日付Facebook、2020年12月5日付Facebook「Breaking news!!!」「They heard about the party.」「I should point out this is a *very small* bathroom.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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