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【海外発!Breaking News】サンタにおもちゃを断られ、溢れる涙が止まらない 少年の願いを一蹴したサンタとその理由に非難殺到(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2020年12月9日 11時52分

目前に迫るクリスマスに子供たちは心を躍らせ、サンタクロースからのプレゼントを待ち望んでいる。そんな中、アメリカのショッピングモールが開催したクリスマスイベントにてサンタクロース役の男性が自らの政治的な思考によって少年の希望を一蹴し、号泣させてしまった。母親に抱きつき、涙が止まらない少年の姿を見た人々からこのサンタへの非難が殺到している。『The Sun』『New York Post』などが伝えた。

サベラ・デカルロさん(Sabella DeCarlo)が12月7日、息子マイケル君(Michael)とサンタクロースとのやり取りを捉えた動画をFacebookに投稿したところ、話題となり拡散し続けている。

この日、サベラさんとマイケル君はシカゴ郊外ノーリッジのハーラム・アーヴィング・プラザ(Harlem Irving Plaza)で開かれていたサンタクロースに会うことのできるイベントへと足を運んでいた。

これはマイケル君にとって初めてのサンタクロースとの対面だったため、マイケル君はこの日をとても楽しみにしていたという。しかしマイケル君の楽しいクリスマスは、このモールで出会ったサンタクロースのせいで台無しになってしまった。

サベラさんの投稿した動画には「クリスマスに何が欲しいんだい?」と尋ねるサンタを前にして嬉しそうに、そして少し恥ずかしがりつつもマイケル君が「プレゼントに(おもちゃの)銃をください」とサンタに伝える姿が映っている。

マイケル君がサンタにお願いしたのはナーフ銃と呼ばれるおもちゃの銃で、発泡ウレタンの先端に軟質樹脂の弾頭をつけたダーツという弾を発射するものだ。安全性も高く、子供から大人までスポーツ感覚で楽しむ人も多い。



サンタクロースと息子のやり取りを微笑ましく見つめていたサベラさんだったが、サンタクロースが発したあまりに心無い言葉に思わず唖然としてしまう。なんとサンタクロースは、「だめだ」とマイケル君のプレゼント希望を一言で一蹴してしまったのだ。

「息子が“銃”とだけ伝えたのが悪かったのではないか」と思ったサベラさんは、横から「ナーフ銃よ」とフォローしマイケル君も「ナーフ銃をください」と言い直した。

しかしサンタは変わらず「だめだ」の一点張りで、以下のようにマイケル君へ返答した。

「だめだ。ナーフ銃だとしてもだめだ。」
「君のお父さんが君にあげるというなら、それは構わない。でも私は届けてあげられないよ。」
「他に何が欲しいんだい? 他にも沢山のおもちゃがあるよ。レゴや自転車、車やトラックなんかもね。どうだい?」

ナーフ銃が欲しいと願ったマイケル君、このサンタクロースの言葉を聞くとサベラさんの方へと振り返り、大粒の涙を流して泣きじゃくり始めた。

息子の夢を台無しにされ、溢れる悲しみと怒りが収まらないサベラさんは、当時のことをこのように振り返っている。

「息子がかわいそうで仕方ありません。サンタクロースに会うのが初めてだったマイケルは、本当に楽しみにしていたのです。」
「本来であれば魔法のような時を過ごすはずだったのに、サンタが自らの政治的信念のために『だめだ』と断ったせいで、代わりに息子が涙をこらえる姿を見ることになりました。」
「私はとっさに『あのサンタさんはお手伝いのサンタで、本物ではないのよ』『今夜、本物のサンタさんからのエルフが北極から直接プレゼントを持ってきてくれるよ』と息子に伝えたのです。」

その後、「ここでサンタクロースに怒りをぶつけても状況が悪化するだけ」と判断したサベラさんは、マイケル君を慰めながら足早にショッピングモールを去ったという。

このサベラさんの動画を見た人々は、「なんてことなの! こんなことが起こるなんて信じられない」「マイケル君がかわいそう。私ならこのサンタをぶん殴っているわ」「サンタが自らの政治的な意図をもって行動するなんて、あり得ない!」とマイケル君への同情とサンタクロースを演じた男性への怒りの声が相次いだ。

サベラさんによると、のちにハーラム・アーヴィング・プラザから謝罪と「マイケル君のために特別な機会を設けることを約束する」といった連絡が届いたといい、その素早い対応に感謝しているという。

また心優しい人々からマイケル君へナーフ銃のプレゼントが数多く届いているそうで、サベラさんの友人スーザン・パーカーさん(Susan Parker)は寄贈を望む人々に向けてこのようにお願いしている。

「心優しい人々のおかげで、マイケルの希望は十分に叶えられました。もしも寄贈を考えているのであれば、是非マイケルの母に連絡をください。集まったおもちゃやナーフ銃を、おもちゃを必要とする子供たちへとまとめて寄付する予定です。」
「私たちはこの不幸な出来事を前向きにとらえ、それを本当に必要とする子供たちを元気づけていくつもりです。」

クリスマスは子供たちにとって心躍るイベントだが、夢のない大人の行動によって子供たちの楽しみがこのように壊れてしまうこともある。先日も、クリスマスフォトの撮影中に母親が仕掛けた悪戯によって娘が号泣する事態が起こり、この母親に非難が殺到したばかりであった。



画像は『Sabella DeCarlo 2020年12月7日付Facebook「My poor baby.」』『The Sun 2020年12月8日付「BAD SANTA Shocking moment Santa leaves kid in floods of tears after telling him he WON’T get him a Nerf gun for Christmas」(Credit: Nick Obank - The Sun)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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