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【エンタがビタミン♪】THE ALFEE、今年のイブは日本武道館から番組配信 スタジオ代わりの“贅沢な使い方”に驚きと感動の声

TechinsightJapan 2020年12月26日 16時15分

桜井賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦からなる3人組バンド「THE ALFEE」が24日、東京・日本武道館から無観客で番組を生配信した。毎年クリスマスイブには武道館でのコンサートが恒例となっていたが、今年は開催を断念。しかし当日、生配信番組の冒頭で観客が1人もいない広い客席と中央付近に作られた小さな番組セットが映し出されると、3人が武道館から生配信していることが明らかに。今年は武道館に行けないファンの気持ちを汲み取った粋な演出と、武道館の贅沢な使い方に視聴者が歓喜に沸いた。

日本武道館で1987年からは12月22日・23日・24日と毎年3日間連続で、2008年からは12月23日・24日と毎年2日間連続で長年コンサートを開催してきたTHE ALFEE。日本武道館での公演回数は日本のバンドではトップである。昨年は日本武道館がちょうど改修工事だったため、代わりに東京・国立代々木競技場 第一体育館で12月25日・26日に公演を行った。そのため今年は改修が終わった武道館で2年ぶりにコンサートができることが期待されていた。

しかし今年は新型コロナ感染拡大の影響で毎年行ってきた全国ツアーも実現できず。8月24日・25日にはデビュー46年として初の無観客配信ライブを行ったが、10月からTHE ALFEEがスタートさせたのが全12回の配信番組『Come on! ALFEE!! ~LIVE&チャット&生トーク~』だ。



この生配信番組では過去にTHE ALFEEが開催したライブ、たとえば当時はまだ閑散としていた東京ベイエリアでの観客10万人ライブ(1986年)や、静岡県日本平で6万人以上を集客して開催されたオールナイトライブ(1987年)の映像をメンバーと同時に視聴者が見ながらチャットしたり、この配信番組用に新たに収録した演奏を鑑賞したり、視聴者が事前に出されたお題(「ALFEEあるある」「THE ALFEE川柳」など)に投稿して優秀作品を3人が発表するなどバラエティ色豊かな内容だ。



毎回番組はおそらくスタジオから同じセットで配信されているため、8回目となる12月24日も当然そのようになると考えられていた。ところが番組冒頭で高見沢俊彦が「今夜はクリスマスイブですよー。僕らはどこにいると思いますか?」と問いかけると、日本武道館のがらんとした広い客席と通常アリーナ席として使われる場所にポツンと作られた小さなセットにいる3人が映し出された。「今夜のイブは武道館から『Come on! ALFEE!!』を生配信しまーす!」と高見沢が宣言すると、坂崎幸之助が抱えていたギターをかき鳴らして盛り上げた。桜井賢も「今年はコロナでできないけど、(武道館を)独り占め…そういう感じで最高だね」と続け、視聴者からは「武道館!!」と驚きのコメントが怒涛のように溢れた。

番組では過去に高見沢が『マッチ売りの少女』を演じたり、フライングパフォーマンスをしたり、坂崎がサンタクロース、桜井がトナカイに扮するなどこれまでのイブの特別な演出を振り返ったり、高見沢がトナカイの人形を連れてやり取りしたり、3人がクリスマスケーキを食べたりしてクリスマスムードを楽しんだ。事前に収録されたTHE ALFEEのクリスマス定番曲『聖夜 -二人のSilent Night-』のパフォーマンスも流された。



番組終了後、坂崎幸之助がインスタグラムを更新、日本武道館からの番組配信の様子を公開した。坂崎は「みんなに会えないクリスマスは何十年ぶりだろう やっぱり『聖夜』を歌って会場中のみんなの笑顔を見ないと淋しくてイカン」と心境を綴っている。また翌25日生放送の坂崎のラジオ番組『K’s TRANSMISSION』(FM NACK5)には、リスナーから「武道館を貸し切る贅沢な配信、本当にありがとうございました」「こんな感動を誰が想像できたでしょうか?」「まさかの武道館からという粋な計らいで驚きました。3人の熱い思いが伝わってきました」などのメッセージが寄せられた。

「来年はまた武道館ライブ復活したいですね」とラジオ番組で話していた坂崎幸之助。配信番組最後には高見沢俊彦が「3人元気なら、なんとかなる」という言葉を口にした。これに坂崎も桜井も頷いていたが、来月桜井が誕生日を迎えると3人とも66歳となる。コロナ終息がまだ見えないなかでこの言葉はファンの胸にも響いたようだ。

画像2~5枚目は『坂崎幸之助 2020年12月14日付Instagram「アルフィーの生配信番組『Come on! ALFEE』」、2020年12月24日付Instagram「Merry Christmas」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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