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【海外発!Breaking News】肉屋の店先で動物愛護を訴える女性 怒りの店員「あんたの職場で同じことをしてやろうか?」(豪)<動画あり>

TechinsightJapan 2020年12月29日 13時17分

肉や魚を食べないベジタリアンや卵などを含めた動物製品を摂らないヴィーガンなど、食にこだわりがある人は日本でも増えてきている。体質が良くなるからと自分の信念で貫くのは問題ないが、このほど動物愛護のためにヴィーガンを貫く女性が肉屋の前でその必要性を訴えた。突然の営業妨害に肉屋の店員は憤慨し女性を追い出したというが、彼女の行動には賛否両論の声が寄せられている。『7NEWS.com.au』などが伝えた。

過激な動物愛護活動家として知られているタッシュ・ピーターソンさん(Tash Peterson)が今月24日午前、動物愛護を訴えるためにオーストラリア西オーストラリア州パースにあるショッピングモールに現れた。

タッシュさんは肉屋を象徴する真っ白なエプロンと長靴を身につけ、それらを血のりで赤く染め、両手には大きな豚の頭を抱えている。

撮影された動画には、ショッピングモール内の肉屋の前に立ったタッシュさんが大声で「動物たちは窒息死させられているのです」など叫んでいる様子が映っている。すると肉屋のカウンターにいた女性店員が、カウンターを乗り越えてタッシュさんに近づき「今すぐここから去りなさい!」と怒りを込めて叫んだ。

しかしタッシュさんは店員の声を気にせず、歩き回りながらスピーチを続けている。タッシュさんはのちにFacebookで「ただ食肉産業の真実を話しているだけなのに、なぜ彼女はこんなにも怒っているの?」と投稿していた。

女性店員に怒鳴られても譲らないタッシュさんは、通りがかる人々に豚の頭を見せながら「あなたは自分自身の手でこの子を銃で撃ち、喉を切って殺すことができますか? もしあなたが動物製品を使っているのなら、あなたは立派な動物虐待者の1人です」と訴える。

買い物客たちの反応は、タッシュさんを無視したり笑ったり、携帯を取り出して撮影するなど様々だった。

商売を邪魔された肉屋の女性店員は「あんたに生活というものはないのかい!? あんたの職場に行って同じことをしてやろうか?」と激高した。そしてタッシュさんの腕を掴むとショッピングモールの外まで引っ張って追い出した。タッシュさんは追い出されてもスピーチを続け、再びショッピングモール内に戻ろうとするが、駆けつけた警備員によって止められると諦めて帰っていった。



この動画がSNSに投稿されると、「ちょっと落ち着いた方がいいとは思うけど、肉屋の女性は素晴らしい店員だ」「肉屋にも生活があるからね。この活動はやり過ぎじゃないかな」と肉屋の女性を称賛する声があがったものの、一方で「タッシュさん、よくやった。声をあげるのは勇気が必要さ」「タッシュさんが言っていることは100%正しいね。肉屋の女性が怒るのも理解できるけど」とタッシュさんを擁護するコメントも見受けられた。

なおタッシュさんは、昨年も同様の活動を行っていた。クリスマスを前に「ディナーのために食卓に並ぶ食肉について考えて欲しい」と、この時期にこうした活動を行っているという。

ちなみにあるユーザーは、「自分の考えを広めるために立ち上がる権利を君は持っているが、それを人の職場の目の前でやるのは違うよ」とコメントしている。



画像は『LADbible 2020年12月24日付「Butcher Faces Off Against Vegan Activist Holding Pig’s Head In Shopping Centre」(Credit: Facebook/Tash Peterson)』『Newshub 2020年12月25日付「Australian vegan activist and butcher face off in aggressive rant」(Photo credit: Facebook / Tash Peterson)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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