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【海外発!Breaking News】2億2千万年前の恐竜の足跡を4歳女児が発見 保存状態の良さに学芸員も驚き(英)

TechinsightJapan 2021年2月4日 4時0分

浜辺を散歩していた4歳の女児が、岩の上に恐竜の足跡の化石を発見した。両親は当初、アーティストが作った偽物だと思っていたが、のちに2億2千万年前の本物の恐竜の足跡だったことが明らかになった。専門家は「ここまで状態の良いものは見たことがない」として、今後の研究に役立つ貴重なものだと話している。『WalesOnline』などが伝えた。

英ウェールズのバリー近くにあるベンドリックス湾で今年1月、4歳になるライリー・ウィルダーちゃん(Lily Wilder)が父親リチャードさん(Richard、47)と散歩していた。

ライリーちゃんの母親サリーさん(Sally、41)は「ライリーが『パパこれ見て!』と言って見つけた恐竜の足跡を指差したそうです。リチャードが写真を撮り、家に帰って確認すると『これがもし本物だったらすごいぞ』と言い出したんです。私はどこかのアーティストが作った偽物だと疑っていましたね」と話す。

それからライリーちゃんの祖母が詳しく調べてみることを提案し、化石を特定するFacebookグループに写真を投稿して、ユーザー達に聞いてみたという。サリーさんは「予想以上に議論が盛り上がり驚きました」とその時の様子を明かしている。

その後、リチャードさんが専門家に連絡を取って足跡の真偽を確かめてもらったという。一家がその結果を心待ちにしていると、これが本物だという驚きの事実が判明した。

ウェールズ国立博物館「National Museum Wales」で古生物学の学芸員をしているシンディ・ハウエルズさん(Cindy Howells)は、今回の発見について以下のように話している。

「今回の足跡は2億2千万年前のもので、かなり保存状態が良いことに驚きました。これは当時の恐竜がどのように歩いていたかを研究するのに大いに役立ちますね。この発見をしてくれたライリーちゃん一家に、博物館スタッフ一同感謝しています。」

同博物館によると、この足跡の個体は特定できないが二足歩行の小型の恐竜が残したものという、足跡の大きさが約10センチということから、立ち上がると約75センチ、口から尻尾の先までは2.5メートルの個体ではないかと考えられている。



発見した足跡が本物だと分かると、ライリーちゃんは恐竜のテレビを見たりして興味を持ち始めたそうだ。サリーさんは「あれからライリーに恐竜のおもちゃを買ってあげたら、ずっとそのおもちゃで遊んでいますよ」と打ち明けた。

ライリーちゃんと弟のジョージ君(George、1)をなるべく自然の中に連れて行くようにしているというサリーさんは「もしライリーの名前が発見者として博物館に記載されたら、素晴らしいですよね。いつかライリーの孫が博物館を訪れて、その後も何年にもわたってライリーの名前を博物館で目にすることができるんですよ」と語っており、未来への期待に胸を膨らませているようだ。

ちなみに発見された足跡の化石は現場から博物館に移動されており、現在は調査が進められているという。

画像は『WalesOnline 2021年1月30日付「Perfect 215-million-year-old dinosaur print found by girl, 4, on Welsh beach」』『The Irish Times 2021年1月30日付「Dinosaur footprint discovered by girl (4) on Welsh beach」(Photograph: Amgueddfa Caerdydd/PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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