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【海外発!Breaking News】脳卒中で倒れた飼い主、数か月前に保護した愛犬の機転で命を救われる(英)

TechinsightJapan 2021年2月6日 21時0分

飼い主に捨てられ、人間への信頼をすっかり失くしたジャーマン・シェパード“サディ(Sadie)”が、ある男性に引き取られ第二の人生を歩み始めた。そして数か月後、今度は男性が愛犬サディに命を救われた。ヒーロー犬の活躍を『WREG.com』『abc7NY』などが伝えている。

米ニュージャージー州オークランドにある動物保護施設「ラマポ=ベルゲン・アニマル・レフュージ(Ramapo-Bergen Animal Refuge)」にある日、「引っ越しをするので引き取ってくれ」と6歳のメスのジャーマン・シェパードのサディが連れてこられた。

サディは忠誠心が強い犬だったものの、生まれた時からずっと一緒だった家族が突然いなくなったことで困惑して心を閉ざした。同施設のスタッフは当時のサディを「慣れない人が来ると警戒し、怯えていた。そのため、なかなか新しい家族が見つからないでいた。特に男性が苦手なようだった」と振り返る。

そんなサディを「是非引き取りたい」というブライアンという名の男性が現れたのは、今から数か月前のことだった。なかなか心を開かないでいるサディをブライアンさんは「賢い犬。今は人を信頼することを躊躇しているだけで、本来は強い忠誠心を持っている。サディには強い絆を感じる」と高く評価し、自宅に迎え入れることを決めたのだった。

そして1月末のある日のこと。ブライアンさんは自宅で脳卒中を起こし倒れこんでしまった。当時一緒にいたのはサディだけだったが、サディはブライアンさんの顔を舐めて励まし、服の一部をくわえて携帯電話が置いてある場所まで引きずって連れて行った。

このサディの機転でブライアンさんはなんとか緊急コールをかけることができ、命を救われたのだった。

ブライアンさんは現在、リハビリ施設に入院中でサディとはビデオ通話「FaceTime」で毎晩やり取りをしているという。

「もしサディがいなかったら、私の命はなかっただろうね。サディの献身さと機転に助けられたよ」と嬉しそうなブライアンさん。退院できる日を指折り数えているそうだ。

なお「ラマポ=ベルゲン・アニマル・レフュージ」はFacebookに次のように綴り、サディを“ヒーロー”と称えている。

「犬や猫も人生をやり直すチャンスは与えられるべき。ブライアンさんが数か月前、サディに第二の人生を与えたように、今度はサディがブライアンさんに人生の二度目のチャンスを与えたの!」

ちなみに2017年には米アイオワ州で、脳卒中で倒れた女性を隣家のペット犬が救っており、米ミシガン州では、雪の中動けなくなった飼い主を愛犬が励まし、吠えて助けを求めていた。

画像は『Ramapo-Bergen Animal Refuge 2021年2月3日付Facebook「A Very Special RBARI Story!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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