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【海外発!Breaking News】マレーシア語版『進撃の巨人』に違和感 巨人がボクサーパンツ姿で登場<動画あり>

TechinsightJapan 2021年2月7日 5時0分

イスラム教国家であるマレーシアでは入国時にポルノ雑誌はもちろん、タバコの広告が載った雑誌などの持ち込みも禁止されている。そんな中で日本が誇る漫画やアニメが、少し違ったものになってしまっているようだ。『Mothership.SG』『SAYS』などが伝えている。

ブラジルの漫画家と名乗るウォリーさんが3日、漫画『進撃の巨人』についてTwitterに投稿したところ注目を集めた。投稿写真には、マレーシア語に翻訳された同作品に登場する2体の巨人が戦う一コマが捉えられているが、いずれの巨人も下着のようなものをはいていた。

同作に登場する巨人は、人類を食べ尽くそうとする謎の存在とされ、巨大な体は人間に似ているものの生殖器は持っておらず、全裸で生活している。

話題の発端となったウォリーさんの投稿には、「マレーシア版の進撃の巨人は全く異なっています。これは検閲を考慮したもので巨人は下着を着用しなければならないようです」と綴られていた。

『Mothership.SG』はマレーシア語版の巨人について「礼儀正しい服装をした巨人」と表現し、ウォリーさんの投稿した写真については2019年11月に廃刊となったマレーシアの漫画雑誌『Kreko』に掲載されていた『進撃の巨人』の一コマだと伝えている。

同誌に掲載された『進撃の巨人』では、男型の巨人はボクサーパンツのようなものをはき、女型はフィットネススーツのようなものを着用しているのだ。

『SAYS』によると、子供が見ることで検閲に制限をかけたため、このように“下着をつけた巨人”になってしまったようだ。しかしウォリーさんの投稿には「検閲が厳しすぎる」といった次のような意見が寄せられた。

「私はマレーシア人ですが、これはちょっと驚くしかないな。」
「検閲がちょっと厳しすぎるんじゃない。」
「漫画『ワンピース』を読んで、検閲について気づいたよ。」

マレーシアでは日本の漫画やアニメが人気となっているが、『進撃の巨人』以外にもアニメ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するサンジが手にしているタバコがチュッパチャプスのようなキャンディになり、また『ジョジョの奇妙な冒険』では空条承太郎がナイフで刺されても流血しないように変えられているようだ。



画像は『Kreko : Komik Remaja 2018年4月20日付Facebook「Dedah Kebenaran...Cetus Kekecohan...!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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