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【海外発!Breaking News】失職した20歳男性 「実家のベッドの上で始めた」ビジネスで1日170万円超を稼ぐ(英)

TechinsightJapan 2021年2月7日 21時0分

パンデミックの影響により職を失ってしまったイギリスの男性が、ロックダウン中に新ビジネスを始めたところ大当たりし、多い日で1日170万円を売り上げたという。もともと「独立して新しいビジネスを始めてみたい」と思っていた男性はステイホームを大きなチャンスと捉え、見事に大成功させた。今回のビジネスの詳細や過去の経験などについて、男性は『LADbible』などに語った。

英ロンドン東部ラムフォードのヘアサロンで店長として働いていたベン・ガリバーさん(Ben Gulliver、20)は、ロックダウンの影響により店が一時的に閉店し、仕事が無くなってしまった。突然多くの時間を手にしたベンさんは、かねてからビジネスを始めてみたいと思っていたようで、今回のことをきっかけに準備を進めた。

「まずはYouTubeを見て、どんなビジネスを始められるか調べたんだ。ロックダウン中に多くの人が必要とするものは何か、何を売るのがベストかなど考えていたね。それで、何か問題を解決できるものがいいなと思ったんだ。」

そう明かすベンさんは、ロックダウンの影響で歯科医院が一時利用できなくなってしまったことに目を付け、デンタルグッズを販売することにした。

早速ベンさんは中国から電動歯ブラシや、ホワイトニング剤などを買い付けると、昨年の4月から販売を始めた。するとこれが飛ぶように売れ、多い日で12,000ポンド(約173万円)も売り上げた。道具は携帯電話とノートパソコンのみを使用し、Amazonを介してアメリカやアフリカ、アジアなどグローバルにビジネスを展開したという。

ベンさんは「このビジネスは、昨年10月に5桁の金額でアメリカの会社に売ったよ。それで今度はジムが閉まっていて自宅で運動している人が多かったから、エクササイズ用具を売ることにしたんだ」と、すぐに次の行動に移した。

在庫の管理には実家のガレージを利用していたという。「控えめに言っても、両親はとても協力的だったよ。迷惑だと思っているだろうけどね」と話すベンさんは、ウスターシャー州のビュードリーに自分のオフィスを借りて、そこで在庫管理をしているそうだ。



ベンさんは「今は友人を1人雇って手伝ってもらっているよ。彼にはカスタマーサービスなどを担当してもらっているんだ。安定した収入だし、友達と一緒に働くのは素晴らしいことだと思う。今のところ合計で100万ドル(約1億円)を売り上げたけど、それよりもビジネスが成功したことに驚いたよ。1年でここまで変わるなんて、まるで冒険しているみたいだね」と話す。

実はベンさん、学生時代から商売に関するセンスを磨いていたようで「13歳の時にはロリポップを15ペンスで買って、1ドルで販売したよ。14歳の時にはオンラインで服を販売して、1か月で1,000ポンド(約14万円)を稼いだんだ。でも僕は学力に恵まれていなかったから、先生たちにとっては悪夢のようだっただろうね」と笑って自身の学生時代を振り返った。

16歳で学校を卒業し、大学に進学しなかったベンさんは、起業家のニール・ウェストウッドさん(Neil Westwood)のもとで働いたという。ニールさんはイギリスのテレビ番組『Dragon’s Den』に出演したことがある。この番組は5人のビジネス成功者が、持ち込まれた新ビジネスプランを評価するというもので、ニールさんのビジネスプランは大きな成功例として特集されたそうだ。

そんなニールさんの会社で2年間働いたベンさんは、「たくさんのことを学んだよ。ビジネスについて熱心に質問したね。16歳の時に日本へ出張にも行ったんだけど、ホームシックになってしまったんだ。それでも商売について多くのことを得られた。一番の学びは、繋がりを作るということだね」と多くの経験を得ていた。

ベンさんは自分の経験や知識を他の人に伝えていくことを次のステップにしており、次のように述べている。

「自慢していると思って欲しいんじゃない、努力をすれば誰にでもできるということを伝えたいんだ。ビジネスをスタートさせたい若い人たちに必要なのは、背中を押してくれる人の存在なんだ。ノートパソコンと携帯電話、インターネットがあればビジネスを始められる。僕も実家のベッドの上でできたからね。とにかくアドバイスとしては、夢を追いかけて諦めないこと。間違えたならそこから学べばいい。一晩で人生が大きく変わることだってあるんだ。」

画像は『LADbible 2021年1月23日付「Furloughed Salon Worker Set To Become A Millionaire Through Lockdown Business」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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