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【エンタがビタミン♪】佐藤二朗「日本のソン・ガンホ」に違和感 日本の~と言われる前に「逆のことを起こしたい」

TechinsightJapan 2021年2月16日 19時15分

俳優の佐藤二朗が韓国を代表する俳優にたとえられ「日本のソン・ガンホ」と称賛されることに違和感を訴えた。ソン・ガンホと言えば、2019年に公開され『第72回カンヌ国際映画祭』で最高賞のパルム・ドールを受賞、『第92回アカデミー賞』で最多4部門を受賞して話題になった映画『パラサイト 半地下の家族』で主人公を演じた実力派俳優である。佐藤は「日本のソン・ガンホ」と呼ばれて何を思ったのだろうか。

2月15日放送の『ネプリーグSP』(フジテレビ系)でアニメや海外の映画を日本の俳優で実写化するなら誰が適役か考える企画があり、「もし日本版『パラサイト 半地下の家族』でソン・ガンホ演じる父親役をキャスティングするなら誰?」と出題された。

佐藤二朗が『ネプリーグSP』のオンエア後にTwitterで「○○(自国)のアル・パチーノ」や「○○のトム・クルーズ」と呼ばれて喜ぶ俳優などいないと不満をつぶやき、ソン・ガンホは素晴らしい俳優で尊敬していると断ったうえで「俺は、俺のために生まれてきた。俺は日本の佐藤二朗だ。これを余生で証明する」とツイートした。ただ佐藤によると『ネプリーグSP』は見ておらず、リプライで「パラサイトを日本リメイクしたら誰がソン・ガンホの役か?」で1位が自分だったことを知って素直に嬉しかったという。『ネプリーグSP』とこのたびのツイートは直接関係はないそうだ。

それでもフォロワーからは「自分もネプリーグ見てて テレビに向かって『二朗さん』って言ってました(笑)」、「ネプリーグ見てました。私も二朗さん予想だったので、嬉しすぎて大騒ぎして、弟に呆れられました」、「ネプリーグ観てないです でも、パラサイトのリメイクがあれば、ソン・ガンホさんの役は確かに二朗さんにやってほしいですね~♪」といった声が少なくからず見受けられた。

およそ1年前、2020年1月にTwitter上で『パラサイト 半地下の家族』の快進撃を受けて「俺は、前から佐藤二朗は『日本のソン・ガンホ』になって然るべきと思っている…ヤクザから足を洗おうとする男の役とかピッタリだと思う。遠藤憲一とは逆パターンで、超シリアスな演技を観てみたいな」と評す声があった。佐藤はそれをリツイートして「こういう意見は本当に力になる。そして『応えたい』と思う」と身を引き締めていたものである。

その後、佐藤二朗が監督・原作・脚本・出演を務め山田孝之主演による映画『はるヲうるひと』(2021年6月4日公開)が昨年11月に韓国で開催された『第2回江陵国際映画祭』で最優秀脚本賞を受賞した際、佐藤本人は「役者界隈の賞で頂いた唯一の賞がNG大賞のみの僕が、まさか異国の地で最優秀脚本賞を頂けるとは思いもよらなかった」とコメントしていた。このたびのツイートでは、受賞した時に「やっぱ韓国の映画界スゲエな」と実感したことを振り返った。

最近、複数のスタッフから褒め言葉で「二朗さんは日本のソン・ガンホですね」と言われて佐藤は一抹の寂しさを拭えないというが、「やっぱ韓国の映画界スゲエな」との思いがよぎってそのように感じるのかもしれない。「日本の○○と言われる前に逆のことを起こしたい、そんな夢のような事を真剣に考える」と胸のうちを明かす佐藤のツイートに、フォロワーから「佐藤二朗は誰かの類似タレントなどありえません! 唯一無二の俳優さんです!!」、「誇りを持って取り組んでいるのが伝わってます。『いつか、きっと』信じています」、「世界に『日本の映画と言えば佐藤二朗あり』と言われるようになったら…」、「夢を夢で終わらせないで実現してください!! 『世界の佐藤二朗』になりますように♪」といった激励の声が寄せられている。

画像2枚目は『【公式】映画「はるヲうるひと」 2020年12月10日付Instagram「映画「はるヲうるひと」2021年6月全国公開決定」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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