少し前にアメリカで“バンチェムズ”というおもちゃが子どもの髪に絡まるハプニングが発生したが、今度はイギリスで再びバンチェムズの悲劇が起こった。乳がんの化学療法を終えてから2年間をかけて髪を伸ばしていた女性は、子ども達にバンチェムズを髪に付けられてしまったのだ。バンチェムズは完全に絡まってしまい髪の毛を切ることも頭をよぎったが、友人の力を借りて約22時間かけて取り除くことができたという。『Leeds Live』などが伝えている。
“バンチェムズ（Bunchems）”とは表面が面ファスナー状になっている球状のおもちゃで、お互いが絡み合う特性を活かしてつなぎ合わせるようにして遊ぶことができるものだ。画像検索してみると、バンチェムズが髪に絡まっている写真が多数ヒットする。バンチェムズで悪夢のような体験をした人は、予想以上にたくさんいるようだ。
英エセックス州グレイズ在住のドーニア・ユーセフさん（Donia Youssef、42）も、バンチェムズの被害に遭った1人だ。乳がんの闘病をしていたドーニアさんは化学療法を終え、一時は失った髪を2年かけて長く伸ばしていた。
そんなドーニアさんは今月2日の夜、2人の娘であるアリーヤちゃん（Aaliyah、8）とティアナ・ユーセフ＝トーマッシュちゃん（Tiana Youssef-Thomas、5）に「バンチェムズでママの髪の毛を飾って遊びたい」と言われた。
ドーニアさんはバンチェムズについてよく分かっておらず「誕生日パーティーか何かで貰ったものだろう」と思い、特に気にも留めず娘たちのやりたいようにさせたそうだ。
座ってリラックスしているドーニアさんの髪の毛にバンチェムズを飾って遊んでいた娘たちだったが、アリーヤちゃんが「ママ！ これ取れなくなっちゃった！」と叫び始めたという。
アリーヤちゃんらは自分たちがしでかしたことに驚き、パニックになってしまったと言い、ドーニアさんはひとまず娘たちを落ち着かせてベッドに寝かせた。
そしていざ髪に絡まったおもちゃを取ろうとして引っ張ってみたが、びくともしなかった。髪の毛にオイルを付けて滑りをよくしてみたり、お風呂で髪の毛を濡らしてみたりと様々なことを試してみたが、どれも上手くいかなかった。
「私にとって、本当に何よりも大切な髪の毛だったんです」と話すドーニアさんは、その晩は眠ることができなかったという。友人のエビーさん（Ebby、31）に助けを求め、エビーさんはコンディショナーを用いて手伝った。
バンチェムズの細い繊維に髪の毛が複雑に絡まっており、それを解くのにはかなりの集中力を要した。辛抱強く取り外していた2人は合計22時間を使い、ようやく全てのバンチェムズを取り除くことができたという。
ドーニアさんは大量の髪の毛が絡まったバンチェムズを取り外したものの、再び髪を失うという危機を回避できた。
「約50個も絡まったバンチェムズが取れないと分かった時は、本当にゾッとしたわ。髪の毛を切らなければいけないと思いました。何もない状態から2年もかけて大事に伸ばしてきたんですよ。」
そう明かしたドーニアさんは「バンチェムズは使用を禁止するべきね。バンチェムズを持っているすべての親に、今すぐ捨てるべきだと伝えたいです」と語っている。
画像は『Donia The Monster Series 2021年3月4日付Instagram「***WARNING*** Please if you have any of these ＠banchemskids do not allow these things anywhere near your hair」、2020年12月12日付Instagram「Good Morning all, in life I’m a true believer of lifting up people and to understand that everyone’s problem’s however small or big are still all so relative.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 iruy）
“バンチェムズ（Bunchems）”とは表面が面ファスナー状になっている球状のおもちゃで、お互いが絡み合う特性を活かしてつなぎ合わせるようにして遊ぶことができるものだ。画像検索してみると、バンチェムズが髪に絡まっている写真が多数ヒットする。バンチェムズで悪夢のような体験をした人は、予想以上にたくさんいるようだ。
英エセックス州グレイズ在住のドーニア・ユーセフさん（Donia Youssef、42）も、バンチェムズの被害に遭った1人だ。乳がんの闘病をしていたドーニアさんは化学療法を終え、一時は失った髪を2年かけて長く伸ばしていた。
そんなドーニアさんは今月2日の夜、2人の娘であるアリーヤちゃん（Aaliyah、8）とティアナ・ユーセフ＝トーマッシュちゃん（Tiana Youssef-Thomas、5）に「バンチェムズでママの髪の毛を飾って遊びたい」と言われた。
ドーニアさんはバンチェムズについてよく分かっておらず「誕生日パーティーか何かで貰ったものだろう」と思い、特に気にも留めず娘たちのやりたいようにさせたそうだ。
座ってリラックスしているドーニアさんの髪の毛にバンチェムズを飾って遊んでいた娘たちだったが、アリーヤちゃんが「ママ！ これ取れなくなっちゃった！」と叫び始めたという。
アリーヤちゃんらは自分たちがしでかしたことに驚き、パニックになってしまったと言い、ドーニアさんはひとまず娘たちを落ち着かせてベッドに寝かせた。
そしていざ髪に絡まったおもちゃを取ろうとして引っ張ってみたが、びくともしなかった。髪の毛にオイルを付けて滑りをよくしてみたり、お風呂で髪の毛を濡らしてみたりと様々なことを試してみたが、どれも上手くいかなかった。
「私にとって、本当に何よりも大切な髪の毛だったんです」と話すドーニアさんは、その晩は眠ることができなかったという。友人のエビーさん（Ebby、31）に助けを求め、エビーさんはコンディショナーを用いて手伝った。
バンチェムズの細い繊維に髪の毛が複雑に絡まっており、それを解くのにはかなりの集中力を要した。辛抱強く取り外していた2人は合計22時間を使い、ようやく全てのバンチェムズを取り除くことができたという。
ドーニアさんは大量の髪の毛が絡まったバンチェムズを取り外したものの、再び髪を失うという危機を回避できた。
「約50個も絡まったバンチェムズが取れないと分かった時は、本当にゾッとしたわ。髪の毛を切らなければいけないと思いました。何もない状態から2年もかけて大事に伸ばしてきたんですよ。」
そう明かしたドーニアさんは「バンチェムズは使用を禁止するべきね。バンチェムズを持っているすべての親に、今すぐ捨てるべきだと伝えたいです」と語っている。
画像は『Donia The Monster Series 2021年3月4日付Instagram「***WARNING*** Please if you have any of these ＠banchemskids do not allow these things anywhere near your hair」、2020年12月12日付Instagram「Good Morning all, in life I’m a true believer of lifting up people and to understand that everyone’s problem’s however small or big are still all so relative.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 iruy）