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【海外発!Breaking News】強風で樹齢300年の大木が倒れる 数メートル先では 州知事が食事中(南ア)

TechinsightJapan 2021年3月13日 15時13分

3月9日夜、南アフリカのケープタウンは強風に見舞われた。そんな中、ある高級レストランで強風にあおられて樹齢300年の大木が倒れるというハプニングが発生した。『News24』など複数のメディアが伝えている。

ケープタウンではこの時期、強い風が吹く。あまりの強風に自転車レースが当日になって急遽中止したこともあるほどだ。今回の強風は、あるレストランの大木を襲った。

このレストラン「The Conservatory」は、小さいながらも贅沢なホテルとして有名な「The Cellars-Hohenort」の中にあり、楢の大木を囲むようにレストランが建っている。大木の四方は強化ガラスで囲まれており、昼は明るい自然光が差し込んでくる。

3月9日夜、ケープタウンは寒冷前線が通過、最大瞬間風速が時速50キロ以上を記録した。テーブルマウンテン山裾地域にあるこのレストランのあたりでも、風が吹き荒れていたようだ。その強風で楢の木は根元から持ち上げられ、太い幹が途中で折れて倒れてしまった。その大木の数メートル先に座っていたのは、西ケープ州知事のヘレン・ツィレ氏だった。ツィレ氏はこのレストランがあるホテルで結婚式を挙げたので、その思い出の場所で自身の70歳の誕生日を祝おうと夫とともに食事をしていたとのこと。ツィレ氏によると「地震が発生したのかと思った」というほど揺れたようだ。幸いにも楢の木が倒れたのはレストラン側ではなかったため、客や従業員にも怪我はなかった。折れた大木は隣接するホテルラウンジの天窓を破壊しガラスを割ったが、被害は最小限に抑えられたようだ。

ケープタウン市長、民主同盟党首、そして西ケープ州知事と華々しい経歴の中、多くの困難を乗り越えてきたツィレ氏だけあって「スリルと興奮にあふれた誕生日ディナーだった」と自身のSNSに倒れた大木の写真を投稿すると、「あなたはいつも注目されているわね」「あなたの怖いもの知らずは、木ですら抜けてしまうほど」などとジョークを交えつつも誕生日を祝福するコメントが相次いだ。

画像は『Helen Zille 2021年3月10日付Facebook「While my husband and I were having dinner at the venue where we got married, the wind brought this 300 year old oak tree crashing down.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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