Infoseek 楽天

【エンタがビタミン♪】キートン山田の最後のセリフ「ありがとう、まるちゃん」をTARAKO「きっとずっと忘れない」 収録裏話も明かす

TechinsightJapan 2021年3月30日 19時15分

国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)のナレーションを1990年の放送開始から長年担当してきたキートン山田(75)が、28日の放送回をもって同番組を卒業した。同じく番組スタートから主人公のさくらももこ(まる子)を演じている声優のTARAKOは、ツイッターでキートンの卒業についてたびたび触れているが、その思いもひとしおのようだ。

キートン山田出演の最終回となる28日、「とうとうな日がやってきてしまいました」とツイッターで切り出したTARAKOは、「いつもお洒落でダンディで 優しくて素敵な大好きな先輩 キートン山田さん」とキートンを囲んでスタジオで撮った集合写真を投稿した。俳優・三浦翔平と撮ったものもあるが、その写真はキートンから「(自分に)送ってね」とリクエストされたそうだ。三浦は声優初挑戦で2019年12月8日放送の『ちびまる子ちゃん』に出演しているので、そのアフレコの際に撮影したものだろう。



長年番組を作り上げてきたキートンとTARAKOの絆は強いようで、キートンの卒業が発表された2020年12月5日に「実は私はかなり前から知っていましたごめんなさい」とツイートしたTARAKO。「誰にも言わないでということだったので本当に誰にも言いませんでした 一人で泣きました」とキートンはTARAKOだけには早い時期に打ち明けていたという。そこでTARAKOは2人で話をして引き留めたらしく「変わらないお心は強く 諦めました」と記している。そしてキートンの最後の収録の日には「この日が来てほしくなかったからなあああ」と心境をツイート。多くの人々がキートンの卒業を惜しんでいたそうだ。



28日の放送ではキートン山田の最後の出演となり、『ちびまる子ちゃん』ではいくつかの粋な演出が見られ話題になった。同番組でのキートンのナレーションと言えば、小気味良いツッコミや味のある一言などが印象深いが、エンディングではそれらをまとめた“キートン山田ナレーション集”が流された。「面白いもんか」「実際に酷い目に遭わされてもギャフンなどと言う人はいない」「じいさん、大人なんだから自分の貯金で買ったらどうだ」「気の毒なのはあんたたちである」「ハローぐらい九官鳥でも知っている」などの名フレーズが続き、お馴染みの「後半へ続く」で締められた。最後には「キートン山田さん、ありがとうございました。」のテロップが映し出された。



この放送をまる子の親友たまちゃん役の声優・渡辺菜生子とリアルタイムで観ようと決めていたTARAKOは、オープニングが始まると「2021年3月28日、キートンさんラブ 『ちびまる子ちゃん』が、はっじまるよ~!」とまるちゃんの声を重ねた動画をツイッターに投稿。エンディングの“キートン山田ナレーション集”には「なんだ? あのエンディング やるなあスタッフさんたち やるなあああああ」と感心して喜んでいた。

さらにこの回の物語本編には、ある男の子の父親役でキートン山田が出演。ちびまる子ちゃんに「ありがとう、まるちゃん」と言って去っていくのだが、TARAKOはその収録裏話をツイッターで明かしている。「あのね キートンさんね 最後のナレーションを先に撮ってね 『ありがとまるちゃん』のセリフを最後にしてくれたんだよ」と嬉し泣きする顔の絵文字を3つ添えて、「そのセリフを最後にしてくれたんだよキートンさん」と重ねてツイート。キートンの計らいにTARAKOは感慨深いものがあったのだろう、2月26日には「キートンさんがまる子で喋った最後の『セリフ』は きっとずっと忘れない。」とTARAKO。

一方でキートン山田は、最後の収録時に「TARAちゃん、ちょっと横にいてよ」とTARAKOに居てもらったことをフジテレビュー!!の動画「引退後は何をする?『ちびまる子ちゃん』のキートン山田、今後の人生設計」で明かしている。この動画には「いざこの声ちびまる子ちゃんで聞けなくなると思うと寂しい限りである」「色々思い出をありがとうございました」「小さな頃から優しい声を聴かせて頂きました」など卒業を惜しむ声や感謝の声があがっているが、キートンはこれをもって声優やナレーション業を引退すると表明している。動画の最後には渾身の「後半へ続く」をリクエストされて、「番組は後半へ続く。人生も後半へ続く。『これで、どうか!』である」といつもの口調で披露して笑った。



画像は『ちびまる子ちゃん【公式】 2021年3月21日付Twitter「#キートン山田 さん『#ちびまる子ちゃん』最後の出演」、2021年3月28日付Twitter「31年間、1445回もの間、おかしみがあり温かみのあるお声で、いつもまる子たちを、そして番組を支えてくださりありがとうございました!」』『TARA 2021年3月28日付Twitter「こんにちは」、2021年2月26日付Twitter「こんばんは」、2021年2月28日付Twitter「こんにちは」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

この記事の関連ニュース