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【海外発!Breaking News】スピード違反の夫「妻が赤ちゃんを産みそう!」 警察官が道路脇で出産をサポート(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年4月6日 6時0分

産まれてくる赤ちゃんは、母親がどんな状況にあろうと待った無しで誕生することも多い。このほどアメリカの警察官がスピード違反の車に停止命令を出したところ、車内に乗っていた妊婦の出産をその場で手伝うことになった。この様子を捉えた動画がSNSに投稿されると、対応した警察官に多くの称賛の声があがった。『Inside Edition』『Orlando Sentinel』などが伝えている。

米フロリダ州オレンジ郡メイトランドで現地時間3月30日の午前2時頃、地元の交通警察である「フロリダ・ハイウェイ・パトロール」に所属するマイケル・アレンさん(Michael Allen)とピート・クリスティーさん(Pete Christie)が制限速度50マイル(時速約80キロ)の区間を85マイル(時速約137キロ)以上で走行する車を発見し、スピード違反のため停止命令を求めた。

停止命令に気づいた運転手の男性は、窓を開けてパトロール隊に何かを訴えようとしていた。その後すぐに男性は車を路肩へと停止させ、窓から「妻が赤ちゃんを産みそうなんだ!」とパトロール隊に向かって叫んだ。

運転手の男性は地元に住むジャロッド・フレミングさん(Jarrod Fleming)で、妊婦である妻のケリー・スミスさん(Kelly Smith)の陣痛が始まっていたため病院に向かう途中だったという。

この時マイケルさんは、ケリーさんの陣痛が約5分間隔と短くなっていることに気付き、夫婦に「車の外に出て、ここで産むしかありません」と声をかけた。

夫婦は一緒に連れてきた娘をチャイルドシートに座らせたままにして、ケリーさんはジャロッドさんに支えられながら、マイケルさんたちが用意した道路脇の芝生の上に敷かれた毛布の上に横になった。さらに陣痛がケリーさんを襲い、彼女は痛みに耐えきれず大声で唸り声をあげた。



ジャロッドさんがケリーさんを落ち着かせようとしている間、マイケルさんたちは救急隊員に無線で連絡をいれた。すると無線機を握っているマイケルさんの耳に「赤ちゃんが見えてきた」というジャロッドさんの声が聞こえた。



マイケルさんがケリーさんの元に駆け寄ると、ジャロッドさんの手の中に滑り落ちるように赤ちゃんが産まれたのだ。

赤ちゃんは女の子で母子ともに健康に問題は無かったようだが、到着した救急隊によってケリーさんは赤ちゃんと一緒に病院へと搬送された。

今回パトロール中に予期せぬ出産に立ち会ったマイケルさんは、メディアのインタビューに応じ「最も忘れがたく、最も胸が熱くなり、最もストレスを感じた興味深い経験でした。ありがたいことに全てがうまくいったのでやりがいがあったと言えます」と語っている。



画像は『Inside Edition 2021年4月1日付「Florida Mom Gives Birth on Side of the Road After Speeding Dad Is Pulled Over on Way to Hospital」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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