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【海外発!Breaking News】“消防士の使命”を体現する男性 シャンプーを頭に残したまま緊急出動(中国)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年4月8日 5時0分

出動待機する消防士たちは一度サイレンが鳴ればものの数十秒で着替え、消防車に乗り込んで現場へ急行する。このたび、その緊急出動の瞬間を捉えた映像が話題を呼んでいる。多くの隊員が消防車へ駆け出す中、1人の隊員がシャワールームから下着で飛び出し、頭にシャンプーの泡を付けたまま消防車に乗り込んでいるのだ。「こういった消防士がいれば安心できるね」といった称賛の声があがっていることを『SCMP News』などが伝えた。

話題を呼んでいる映像は、中国・貴州省遵義市にある消防署で捉えられた。緊急出動のサイレンが鳴るや否や、紺色のシャツやズボンを身にまとった多くの隊員が部屋から飛び出し、一目散に消防車のある場所へ駆けていく姿が映っている。



ほとんどの隊員が画面からいなくなった直後、下着だけを身に着けた1人の隊員が慌てて後を追いかける姿が映った。この隊員はジャン・ザンウェイさん(Zhang Zhanwei、23)でサイレンが鳴った当時、シャワーを浴びている最中だったという。

しかし1分1秒を争う中で、シャワーを浴びていたことが火災現場への到着が遅れる理由にはならない。ジャンさんは濡れたままで飛び出し、角を曲がるときには滑ってスリッパが脱げてしまったが、構うことなく裸足で駆けて行った。



映像が切り替わると、ジャンさんが防火服を着て消防車に乗り込む姿が映し出された。「出動のサイレンが鳴った時はシャワーを浴びていて、『とりあえずシャワールームから出なければ!』と思いましたね」と話すジャンさんの頭にはまだシャンプーの泡が残っていたが、そのままヘルメットを被っている。



シャワーの最中でも現場に駆けつけたジャンさんだったが、のちに今回の通報は誤報だったことが発覚したという。

また動画の後半では、別の消防隊員の使命感溢れる姿も映っている。消防署の近くを訪れた娘を抱き上げ、家族との時間を過ごす消防隊員の男性であったが、サイレンが鳴るとすぐに署内へ駆けだそうとし、娘を抱いていたことに気付き慌てて娘を下ろしている。サイレンの音を聞くと他のことを忘れてしまうほど、出動のための思考に全て切り替わっているのではないかと思うほどの動きだ。

この動画を『SCMP News』がTwitterやYouTubeに投稿すると、「消防士には本当に頭が上がらないよ」「こうした消防士がいればこの地域の人たちは安心できるね」と称賛の声が寄せられている。

また「これが消防士の使命なのだろうけど、ちょっと可哀そうに思っちゃうな」「お父さんが走っていった後を追いかける娘の姿が切ない」と自分の時間を犠牲にして働く姿に同情の声も見られた。



画像は『SCMP News 2021年4月6日付Twitter「This firefighter in China answered the call of duty, even while in the shower.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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