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【海外発!Breaking News】モルモット88匹を世話するため仕事を辞めた女性、動画配信で年収600万円超に(英)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年4月26日 6時0分

イギリスで88匹のモルモットの世話をするために仕事を辞めた女性がいた。彼女はモルモットに魅せられ、現在は主婦でありながらモルモットの動画や情報を配信することで年間600万円以上もの収入を得ているという。『Metro』などが伝えている。

英リンカンシャー州ワディントン在住のソフィー・メイソンさん(Sophie Mason、31)は現在、88匹ものモルモットを飼っている。

ソフィーさんは夫でイギリス空軍に所属するマークさん(Mark、45)と結婚する際に、動物が好きだったことから夫婦でたくさんの動物を飼うことを約束していたようだ。そして2017年に6匹の雌のモルモットを飼い始めた。

そして夫婦が新婚旅行から帰った際、何故か4匹のモルモットが妊娠していたことに気付いたそうだ。どうやら6匹のうち1匹が雄だったようで、その後4匹は10匹の赤ちゃんを産み、ソフィーさんは一気に16匹のモルモットを世話することになった。

それ以来、何匹かの雄に去勢手術を受けさせるもその数は順調に増えていった。そのほかに飼い主の飼育放棄や虐待から保護して引き取ったモルモットもいたようだ。

モルモットの世話は夫婦だけでなく2人の息子が手伝っていたが、主にソフィーさんが中心となって餌の野菜を刻んだり、敷いているタオルを洗ったりと毎日がモルモットの世話に追われることになってしまった。そのためソフィーさんは2018年10月にショップ店員として働いていた仕事を辞めてしまったそうだ。

ソフィーさんは当時を振り返り「私はこの子(モルモット)たちを本当に愛していたので、世話をする時間が必要だと思ったんです。仕事を辞めたことは、これまでの人生の中で最善の決断だったと思っています」と嬉しそうに語っている。

またソフィーさんは仕事を辞める2か月前に「Masons’ Cavies」というFacebookページを作り、そこでモルモットの動画や情報を配信した。これがソフィーさんの重要な収入源へと生まれ変わったのだ。

ソフィーさんはFacebookのライブ動画で野菜を刻んでモルモットに与えるところや戯れる様子を配信し、現在はフォロワー数が26万人を超えるまでになった。

またFacebookの「ファンサブスクリプション」を利用してサポーターを募り、そこからの収益とさらにFacebookからの広告収入も含め、この1年でモルモットによる収入が4万ポンド(約600万円)以上になったという。

ソフィーさん家族は現在、88匹のモルモットを飼育しており、年間にモルモットにかかる費用は2万ポンド(300万円)以上で、そのうち7000ポンド(105万円)は餌である野菜に費やし、他は獣医にかかる費用とのことだ。

そんな中でも今年3月には、ちょっとしたトラブルに見舞われた。ソフィーさんは普段、配信する動画の中でモルモットを「子豚ちゃん(ピギー)」と呼んで、フォロワーとのコメントのやりとりの中でもこの表現を使っていた。

しかしFacebook側から「豚」が「悪意ある表現」だと見なされ、一時期はFacebookからの収入が途絶えてしまったそうだ。ソフィーさんは当時「全く馬鹿げていますよ、ペットはモルモット(ギニアピッグ)なんですよ。他に何て呼べばいいんですかね」と少々怒り気味でメディアのインタビューに応じていた。

現在はFacebookからの収益は復活しているようでサポーターの募集も再開し、順調に稼働しているようだ。ソフィーさんは「SNSを通じてモルモットが多くの人に大きな喜びをもたらしていることに幸せを感じるの」と明かしている。

ちなみに2019年4月、スイスのバーゼル大学が行った研究によると「壊滅的な脳損傷に苦しむ患者は、モルモットを撫で続けることでより早く回復する可能性がある」との研究結果を発表していた。



画像は『Masons’ Cavies 2021年4月21日付Facebook「My name is Freya and I never signed up for this bathing nonsense.」、2021年4月22日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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