Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】仔犬を飼育していたはずが“別の動物”と判明 2年後にクマだと気づいたケースも

TechinsightJapan 2021年5月1日 16時30分

動物の子供は愛らしいものだが、成長した姿を正確に予測するのは一般の人には難しいだろう。このほどイギリスで、ロックダウン中に犬を飼い始めた女性がテレビ番組に飼い犬と出演した。この女性はブリーダーから小型犬を購入したが、愛犬はぐんぐん成長して現在体重32キロだという。女性は「ブリーダーに騙された」と語っているが、過去には大きさが異なっていただけでなく、愛情をかけて育てた仔犬が全く別の生き物だったというケースがまれに発生しているようだ。

2018年には中国のペットショップで買った1匹の“仔犬”が話題になった。「日本スピッツ」の仔犬を1200元(約2万円)で購入したワンさん(Wang)は、育てているうちに違和感を覚えたという。仔犬であれば時に吠えることもあろうがワンさんの仔犬は全く吠えず、ドッグフードを拒否するようになった。さらに見かけも尾が長く太くなり、鼻先が尖ってきたのだ。



散歩中に「その子はキツネじゃないの?」と言われたこともあり、心配になったワンさんが太原動物園の動物防疫専門家であるスン・ルゥーティエン氏(Sun Letian)のところへ仔犬を連れて行き確認してもらうと、スン氏は「紛れもなくキツネ」と断定。これにワンさんはショックを受けたものの、適した環境で暮らせるように10か月ほど可愛がってきたキツネを動物園へ譲渡することにした。スン氏はワンさんに「もし恋しくなったら、いつでも動物園に会いにきてください」と声をかけたという。



また2015年には中国で黒い仔犬を2匹買った男性が、実はクマだと2年後に気づいた出来事が注目を集めた。雲南省馬関県のバナナ農園で働いていたワンさん(Wang Kaiyu)のところに、ベトナム人の男性が黒くてカッコいいオスとメスの仔犬を1匹ずつ連れてやってきたという。「良い番犬になるよ」と言われて飼うことに決めたワンさんは、毎日風呂に入れて毛をとかすなど2匹を愛情深く育てた。しかし仔犬たちは犬らしい動作をすることがなく、急激に食欲が旺盛になり、しまいには鶏を捕まえて食べるようになった。

仔犬を飼い始めてから2年経ったある日、ワンさんは自分が飼育しているのがツキノワグマだと気づく。2匹を非常に愛していたというワンさんにとっては苦渋の決断だったようだが、ワンさんは警察へ連絡し、クマたちは野生動物の保護センターに引き取られた。ワンさんの愛情を込めた飼育のおかげで2頭の健康状態は良好だったという。



他にも2018年にはやはり中国で、犬の卸販売をしているドッグディーラーから購入した仔犬が実は別の生き物ではないかと話題になった。一人暮らしの寂しさから犬との暮らしを決めた男性はこの仔犬をとても可愛がっていたが、成長するに連れて犬らしくなくなってきたそうだ。そこで中国のSNS「微博」に写真を投稿して意見を求めたところ、「それは子犬ではなく、中国南部やビルマ、ベトナムでよくみられるタケネズミ(bamboo rat)である」という声が多く寄せられた。また「モルモットの一種であるスキニーギニアピッグ(hairless guinea pig)では?」との見方もあるというが、いずれにしても犬ではなさそうだ。



この男性はネズミ科の動物を育てていく自信が無いとして、手放してしまったそうだ。ちなみに冒頭の小型犬を飼育していたはずが、実は大型犬だったイギリスの女性は「かけがえのない存在よ」「手放すことはないわ」とこれからも一緒に暮らしていくという。

画像は『Fox News 2018年5月10日付「Woman shocked when dog she raised turns out to be a fox」(Shanxi Television)』『Ecns.cn 2015年7月3日付「‘Pet dogs’ raised by Chinese man for 2 years turn out to be bears」(Photo/Bai Tuo)』『The Sun 2018年10月23日付「DIRTY RAT Chinese loner buys himself an adorable little ‘puppy’ to keep him company… only to find out it’s a RAT」(Credit: WECHAT/BTIME.COM)』『Birmingham Live 2021年4月15日付「Tamworth woman buys 11-week-old mini cockapoo which has grown to be size of small rhino」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

この記事の関連ニュース