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【海外発!Breaking News】長い舌が地面につく犬 感染症で顎半分を失うも「愛されキャラ」と飼い主(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年5月24日 14時10分

感染症を患い、長い舌がいつも口から飛び出している保護犬がSNSで注目されている。“バッド(Bud)”と名付けられたオス犬は障がいをものともせず、愛嬌たっぷりな性格で人々を一瞬で笑顔にしてしまうという。『Metro』などが伝えている。

米カリフォルニア州に住むジル・カステラーノさん(Jill Castellano、26)とアンドリュー・ブリンキンソップさん(Andrew Blinkinsop、30)は、ピットブルのミックス犬“バッド”と暮らしている。

2人がバッドを知るきっかけとなったのは、米カリフォルニア州サンディエゴの動物シェルター「アニマル・パッド(Animal Pad)」のSNSで、ジルさんが一目惚れしたことだった。

ジルさんは「バッドに会いに行く前に、シェルターのスタッフから動画が送られてきて『舌が長いので特別なケアが必要ですよ』と言われました。でも私は『とにかくこの子を我が家に迎えたい!』と思ったのです。それでバッドの写真を見た翌日には、シェルターに車を走らせていました」と振り返る。

バッドはもともと、メキシコのバハ・カリフォルニア州エンセナダで飼われていたが、感染症で顎の一部が腐ってしまい、アニマル・パッドに保護された。バッドの感染症の原因は未だに分かっておらず、獣医は当時、壊疽部分の拡大を防ぐために顎の半分を切除し、下の歯全てを抜かざるを得なかった。

ジルさんは「バッドを迎えてからこれまで3度の手術を受けており、今でも定期検診は欠かせません。でもそんなことはものともせず、バッドはいつもハッピーなんです。長い舌を使ってコップからミルクを飲むのが大好きで、愛嬌たっぷり。それにジルを散歩に連れて行くと『まあ、なんて長い舌なの!』と話しかけられて会話が弾みます。バッドは人を笑顔にする特別な力をもっているんです」と嬉しそうに語る。



そんなジルさんは、バッド専用のInstagramに写真や動画を多数投稿しており、「『時々、バッドの舌が出ているのは疲れているからなのでは?』と聞かれるのですが、全くそんなことはないのですよ。舌が出ていても毎日の生活にはほとんど支障はありません」と笑う。



それでも長い舌ならではの悩みがあるそうで、ジルさんは「バッドは寝ている時も舌が出たままなので、常に水が入った皿をそばに置いておきます。普通の犬よりも喉が渇くようですよ。それに食事をした後は、餌があちこちに飛んでしまって顔が汚れてしまいます。また散歩に行くと舌が地面についてしまうので、まめに身体や口内を洗って対処しています」と述べている。



そんなバッドの性格はというと、ジルさん曰く「見た目と一緒。お茶目でちょっと間抜けで、みんなから愛されるんです。なんといっても人が大好きで、長い舌を使って顔をペロペロ舐めてくるのです」とのことだ。

一方のアンドリューさんも「ジルに『犬が欲しい』と言われてバッドを飼い始めたのですが、今ではバッドなしの生活は考えられませんね! 本当に可愛いのですよ」と述べている。



ちなみに昨年5月には、重度の奇形と障がいを持ち引き取り手がなかったメス犬“フレディ”のニュースをお伝えした。ほとんどの歯を失い、眼球が突出し、歩くこともできなかったフレディは、新しい飼い主にたくさんの愛情を注がれ、健康で“ハッピー”な犬へと変身を遂げていた。

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画像は『Bud 2021年5月12日付Instagram「The “BEST OF BUD” is here!」、2021年2月25日付Instagram「Does anyone love milk as much as I do?!」、2021年3月17日付Instagram「In honor of TONGUE OUT TUESDAY」、2021年1月11日付Instagram「We moved into a new house!!」、2021年3月27日付Instagram「Mom says I have to stay on the couch」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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