韓流アイドルに憧れ、8年間にわたって整形を繰り返してきた英国人オリ・ロンドンさん(Oli London、31)が先日、18回目となる整形手術を終えた。オリさんは術後、「僕はついに韓国人になった」とその喜びをSNSで報告したが、国内外から多くの批判が寄せられて波紋を呼んでいる。『TMZ』『7NEWS.com.au』などが伝えた。
生まれも育ちもイギリスでありながら「韓国人になりたい」と願い続けてきたオリ・ロンドンさんが6月27日、18回目となる整形手術を終えて「ついに韓国人になった」とTwitterで報告した。
韓国の男性7人組ヒップホップグループ「BTS」のジミンに強い憧れを抱くオリさんは、過去8年間で推定15万ドル(約1670万円)を費やし、彼に近づこうと整形を繰り返してきた。
今回、眉と目のリフトアップ術を終えたオリさんは非常に満足した様子で、自身がどのようにして韓国人となり、またどのような変移を辿ったのかについてこのように語っている。
「僕は自分を韓国人だと思っています。僕の外見が今まさに韓国人であるように、韓国は僕の文化であり、母国なんです。」
「ついにジミンになれた。ジミンは僕の韓国名でもあります。」
「この8年間、自分が誰なのかわからず、ずっと不安だったんです。やっと自分になれた。」
「初めて自分を美しいと思えました。鏡に映る自分を見てすごく幸せです。」
「皆さんの戸惑いは理解できますが、人々が僕の決断を尊重してくれることを願っています。」
この投稿には「ついに夢を叶えたのね!」「かっこいいわ」「あなたの投稿に勇気づけられた。ありがとう」などオリさんを支持する声があがったが、それを遥かに上回る以下のような痛烈な批判が続々と寄せられた。
「冗談でしょ? あなたがジミン(BTSメンバー)に訴えられることを祈っているわ。」
「性別を変えることができたとしても、人種を変えることなんてできない。アジア人を馬鹿にしているの?」
「これって人種差別以外のなにものでもなくない? 目の手術って…子供たちが公園でアジア人を真似て目を細める仕草をしているのと変わりないわ。」
さらに今回の騒動に輪をかけて問題となったのが、オリさんが6月19日にTwitterで「韓国人であり、ノンバイナリー(性自認において自分を男性か女性かという二分した位置づけに置かない人)である私の公式の旗です」とレインボーに加工された太極旗(大韓民国の国旗)を投稿したことである。
オリさんが公開した大韓民国の国旗は、太極模様の部分にLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の象徴である虹が挿入されており、これには英国ならびに韓国からも以下のような猛烈な批判が飛び交った。
「太極旗に描かれた模様には一つ一つに意味や歴史があるんだ。それを勝手に変えるなんて信じられない。」
「あなたがしたことは大韓民国の刑法第105条、国旗、国章の冒涜にあたる。」
「国旗の色には一つ一つに重要な意味が込められているのよ。あなたのしたことは国家への冒涜よ。」
「私もノンバイナリーだけど、あなたのようだと思われると本当に迷惑でしかない。信じられないわ。」
オリさんはこれらの批判に対し「このように否定されたり、論争を起こすために公表したのではありません」「結局のところ、僕は自分に正直になって生きている人間にすぎないのです。多くの人が本当の自分を隠して生きていかねばならないというのは、残念な現実です」と反論している。
なおBTSのジミンおよび所属事務所は、現在までに今回の件について何ら言及していない。
My TRANSition story & how I became KOREAN https://t.co/8QSPTDOVgY #olilondon pic.twitter.com/KwBrUO2GcS— Oli London (@OliLondonTV) June 26, 2021
画像は『Oli London 2021年6月25日付Instagram「Natural Korean Beauty」、2020年10月13日付Instagram「Park Jimin-I want to wish you a beautiful and happy 25th birthday」、2019年10月4日付Instagram「2012 VS 2019」』『Oli London 2021年6月19日付Twitter「This is my new official flag for being a non-binary person who identifies as Korean.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)
生まれも育ちもイギリスでありながら「韓国人になりたい」と願い続けてきたオリ・ロンドンさんが6月27日、18回目となる整形手術を終えて「ついに韓国人になった」とTwitterで報告した。
韓国の男性7人組ヒップホップグループ「BTS」のジミンに強い憧れを抱くオリさんは、過去8年間で推定15万ドル(約1670万円)を費やし、彼に近づこうと整形を繰り返してきた。
今回、眉と目のリフトアップ術を終えたオリさんは非常に満足した様子で、自身がどのようにして韓国人となり、またどのような変移を辿ったのかについてこのように語っている。
「僕は自分を韓国人だと思っています。僕の外見が今まさに韓国人であるように、韓国は僕の文化であり、母国なんです。」
「ついにジミンになれた。ジミンは僕の韓国名でもあります。」
「この8年間、自分が誰なのかわからず、ずっと不安だったんです。やっと自分になれた。」
「初めて自分を美しいと思えました。鏡に映る自分を見てすごく幸せです。」
「皆さんの戸惑いは理解できますが、人々が僕の決断を尊重してくれることを願っています。」
この投稿には「ついに夢を叶えたのね!」「かっこいいわ」「あなたの投稿に勇気づけられた。ありがとう」などオリさんを支持する声があがったが、それを遥かに上回る以下のような痛烈な批判が続々と寄せられた。
「冗談でしょ? あなたがジミン(BTSメンバー)に訴えられることを祈っているわ。」
「性別を変えることができたとしても、人種を変えることなんてできない。アジア人を馬鹿にしているの?」
「これって人種差別以外のなにものでもなくない? 目の手術って…子供たちが公園でアジア人を真似て目を細める仕草をしているのと変わりないわ。」
さらに今回の騒動に輪をかけて問題となったのが、オリさんが6月19日にTwitterで「韓国人であり、ノンバイナリー(性自認において自分を男性か女性かという二分した位置づけに置かない人)である私の公式の旗です」とレインボーに加工された太極旗(大韓民国の国旗)を投稿したことである。
オリさんが公開した大韓民国の国旗は、太極模様の部分にLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の象徴である虹が挿入されており、これには英国ならびに韓国からも以下のような猛烈な批判が飛び交った。
「太極旗に描かれた模様には一つ一つに意味や歴史があるんだ。それを勝手に変えるなんて信じられない。」
「あなたがしたことは大韓民国の刑法第105条、国旗、国章の冒涜にあたる。」
「国旗の色には一つ一つに重要な意味が込められているのよ。あなたのしたことは国家への冒涜よ。」
「私もノンバイナリーだけど、あなたのようだと思われると本当に迷惑でしかない。信じられないわ。」
オリさんはこれらの批判に対し「このように否定されたり、論争を起こすために公表したのではありません」「結局のところ、僕は自分に正直になって生きている人間にすぎないのです。多くの人が本当の自分を隠して生きていかねばならないというのは、残念な現実です」と反論している。
なおBTSのジミンおよび所属事務所は、現在までに今回の件について何ら言及していない。
My TRANSition story & how I became KOREAN https://t.co/8QSPTDOVgY #olilondon pic.twitter.com/KwBrUO2GcS— Oli London (@OliLondonTV) June 26, 2021
画像は『Oli London 2021年6月25日付Instagram「Natural Korean Beauty」、2020年10月13日付Instagram「Park Jimin-I want to wish you a beautiful and happy 25th birthday」、2019年10月4日付Instagram「2012 VS 2019」』『Oli London 2021年6月19日付Twitter「This is my new official flag for being a non-binary person who identifies as Korean.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)