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【海外発!Breaking News】「体重超過のため」ネイルサロンから施術を断られた女性(米)

TechinsightJapan 2021年7月6日 6時0分

昨年、米国民健康栄養調査(NHANES)が発表した2017年から2018年までの期間の調査結果によると、アメリカの成人の73%以上が太りすぎ、または肥満状態にあるという。そんな中で、同国では過体重気味の人に対して対応を誤ると差別問題に発展することもよくある。このほどネイルサロンを訪れた女性が、自分の体重が理由で施術を断られたと異議を唱えたことを『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

米サウスカロライナ州在住のアシュリー・チェフェンさん(Ashley Cheffen)が現地時間6月18日、コロンビア市内にあるネイルサロン「Posh Nail Spa II」で屈辱的な経験をしたとしてメディアに訴えた。彼女はお世辞にもスリムとは言い難い体型をしており、サロン側から「体重超過」を理由に施術を断られたと主張している。

アシュリーさんはペディキュアをするために同サロンを訪れ、金曜の夜ということもあって待合室で少し待たされた後に中に案内された。そして施術するスパチェアに腰を下ろし、これからペディキュアの施術を始めようとしていたところ、ネイリストの男性が突然立ち上がって何も言わずにアシュリーさんのもとから去って行ったそうだ。

その後、アシュリーさんはやって来た受付スタッフに「お客様、残念ながら当サロンのネイリストはあなたへサービスを提供することができません。体重超過のためペディキュアの施術は出来かねます」と言われてしまったという。

憤慨したアシュリーさんだったがすぐにサロンを出て行き、自分の車に乗って気持ちを落ち着けようとしたそうだ。彼女はメディアのインタビューに応じ「本当に恥ずかしくて屈辱的で最低な気分でした」と明かしている。

実際に同サロンの方針には、「体重が300ポンド(約136キロ)以上のお客様において、スパチェアを破損させた場合に費用を負担をする必要がある」という記載があるそうだ。しかし「体重超過のために顧客へのサービスを拒否する」とは書かれておらず、「顧客がサロン内で迷惑行為を行った場合にサービスを断る」といった内容はあるようだ。

その後、同サロンのオーナーであるジョセフ・グエン氏(Joseph Nyugen)は地元メディア『WATCH FOX』の取材に対して、次のように語った。

「チェフェンさんをはじめとする苦情を寄せた全てのお客様に対して誠実に対応したいと思っています。当サロンは、どんな体格の人に対しても差別をすることは一切ありません。マネージメントする立場として皆様が心地よく歓迎されていると感じ、今後はお客様が所望されているサービスが提供されているか確認していく所存です。」

なおアシュリーさんに施術の拒否を告げた受付スタッフは、既に同サロンでは働いていないとのことだ。

画像は『The Sun 2021年7月2日付「MANI-CURSE I was banned from having a pedicure at a salon because of my weight, I’ve never been so humiliated」(Credit: WachFOX57)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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