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【海外発!Breaking News】スーパーに思わぬ珍客、野生のクマが買い物客に交じって店内を練り歩く(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年8月14日 21時0分

自然界のエサが足りず、野生のクマが人間の居住地に出没するケースは世界中で後を絶たないが、このほどアメリカのスーパーマーケットに野生のクマが現れて大騒ぎとなった。当時の映像には、クマがまるでショッピングでもしているかのように店内を練り歩く姿が捉えられていた。『New York Post』『CBS Los Angeles』などが伝えている。

米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のポーター・ランチにあるスーパーマーケット「ラルフス(Ralphs)」で現地時間7日午前6時半頃、野生のクマが現れて地元住民を驚かせた。クマは体重120ポンド(約54キロ)ほどの子どものようで、他の買い物客がいる中で店内の食料品売り場を練り歩いていた。



クマは買い物客に危害を加えることなく、まるでショッピングを楽しんでいるかのようにも見える。『CBS Los Angeles』によると、一部の買い物客はクマを撫でて餌を与えようとしていたそうだ。しかし同店の警備員が捕獲を試みようとしたところ、クマは一目散に店の外へと逃げてしまった。

クマは近くの工事現場にあるトレーラーの下に潜り込み、そこに立て籠もっていた。連絡を受けたカリフォルニア州魚類野生生物局のスタッフが現場に到着するまでの間、ロサンゼルス市警の警察官と警備員が協力してクマを捕獲することとなった。警察官はビーンバッグ弾を使ってクマに怪我をさせないようにトレーラーの下から追い出し、無事捕獲することに成功した。

捕獲後、クマは麻酔で眠らされ安全のために4本の足には固定具が装着された。同州魚類野生生物局のジェイク・クームス氏(Jake Coombs)は、今回捕獲されたクマについてこのように述べている。

「市民の安全のためだけでなく、クマの身の安全も考えて(足を)固定することが最善の方法だと判断しました。クマはその後、彼らの生息地であるロサンゼルス国有林に戻すこととなります。」

「クマが人口密集地にやって来ないようにすることは非常に難しいことだと言えます。南カリフォルニアではクマが出没するケースが多く、北カリフォルニアでも報告はあるのですが、その多くはタホ湖界隈で起こっています。」

「クマは私たちの生活圏内やショッピングエリアに慣れて、どんどん来てやってくるようになっています。クマは自分たちのエサがどこにあるか知っているのです。」



ちなみに当時、同店を訪れていたコメディアンで女優のティシャ・キャンベルさん(Tisha Campbell)が、店内のクマを撮影し「私がいるのって人里離れた場所じゃないのよ! 地元のスーパーマーケットにいるのよ!」とスーパーマーケットにいるはずのないクマの姿を驚きをもってSNSに投稿していた。



画像は『Tisha Campbell 2021年8月7日付Instagram「Mannnnn! THAT AIN’T NO DAMN PUPPY!」』『David Balen 2021年8月7日付Facebook「Juvenile Black Bear Excitement in Porter Ranch!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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