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【海外発!Breaking News】中国の動物園で来場客が大乱闘 人々は呆れ「動物たちのほうがよっぽどマナーがいい」<動画あり>

TechinsightJapan 2021年8月18日 5時0分

公共でのモラル違反がたびたび問題になっている中国だが、白昼の動物園で女性客同士の些細な口論から殴り合いになり、大人6人以上を巻き込む乱闘騒ぎに発展してしまった。人間同士が争う様子を初めて目にした動物たちは、夜になるとそれを真似るかのように至るところで喧嘩が勃発し、動物園は更なる災難に見舞われたという。『What’s on Weibo』『Global Times』などが伝えている。

中国・北京市大興区の北京野生動物園にて8月7日の午後、子供や動物の目の前で殴る蹴る、髪を引っ張るなどの醜態をさらす大人たちの姿がSNSを中心に拡散し、物議を醸した。

北京野生動物園のメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」によると、来場客2人が些細なことをきっかけに口論を始め、すぐさま殴り合いの喧嘩に発展したという。

ユーザー名「北京生活」がWeiboに投稿した動画では、この喧嘩には少なくとも6人以上の大人が関わっており、激しく殴り合いを続ける女性のうち1人は幼い子を抱いているのが確認できる。

子供を抱えた女性は床に倒れた女性に向かって蹴りを入れたり、女性の長い髪を強く引っ張るなどの激しい暴行を続ける。

すると子供を抱えた女性の背後から青いシャツの男性が、怒りを露わにして飛び蹴りをくらわせた。そんな乱闘騒ぎを傍観する周囲の人だかりには、幼い子の姿もあった。

ゴリラ舎の前で起こったこの騒動は、駆けつけた警備員によって何とかおさまったものの、夜になると思わぬ形で更なるトラブルを呼んだ。昼間の乱闘を目撃していた動物たちが、至るところで喧嘩し始めたのである。

北京野生動物園は一連の騒動について、同日中に以下のような声明文を公表した。

「園内の動物たちがこのような人間同士の喧嘩を目にするのは初めてのことでした。」
「動物たちにとってはかなり衝撃的だったのでしょう。その日の夜から(人の喧嘩と)同じように喧嘩を始めた動物たちは手に負えなくなり、飼育員が介入せざるを得ない状態でした。」
「飼育員は動物たちに『喧嘩は悪いことなんだ』と教え込まねばならなかったのです。」

なおこのニュースには、人々から以下のような皮肉めいたコメントが相次いで寄せられた。

「どっちが動物なんだか。」
「動物は夜になって騒ぎ出したって? (喧嘩中の人を指して)昼間から騒いでいるじゃん、この野生動物たち。」
「なんでこの野生動物(乱闘中の人々)は檻の外に出ているんだ? ちゃんと狂犬病の予防接種を受けたんだろうか。」
「子供を抱えたまま喧嘩するなんてあり得ない。」
「人間も所詮、闘争本能を抱えた動物ということ。」
「動物たちのほうがよっぽどマナーがいい。」
「良い飛び蹴りだった。」
「僕には中国人の血が半分流れている。こういうニュースを目にするたびに、本当に恥ずかしい気持ちでいっぱいになるよ。」

A big fight that occurred at the Beijing Wildlife Park yesterday apparently set a very bad example for the animals witnessing it. According to the park, the animals imitated these wild humans and had their own altercation at night. (Video via Beijing Life/北京生活) pic.twitter.com/ldgn63ya6g— Manya Koetse (@manyapan) August 8, 2021

画像は『Manya Koetse 2021年8月8日付Twitter「A big fight that occurred at the Beijing Wildlife Park yesterday apparently set a very bad example for the animals witnessing it.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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