Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】巨大アナコンダを木の棒とスコップで撃退、愛犬を救出した飼い主(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年8月20日 4時0分

世の中には飼っているペットをぞんざいに扱う者もいれば、命をかけて守り抜くほど大事な存在に思う人もいる。このほどブラジルから、自分の身の危険も顧みず襲われた犬を救うためにアナコンダに果敢に立ち向かった飼い主の男性の話題が届いた。『The Daily Star』『News18』などが伝えている。

ブラジルのサンパウロ郊外で現地時間7月31日、体長約15フィート(4.57メートル)もの巨大なアナコンダに犬が襲われた。飼い主であるカルリーニョス・ブラジルさん(Carlinhos Brasil)と“ライオン(Lion)”という名の愛犬は、当時小川のほとりを散歩していた。

そして“ライオン”が小川で水を飲んでいたところ、突然巨大なアナコンダが現れてあっという間に“ライオン”に巻きつき小川の中へと引きずり込もうとした。カルリーニョスさんは“ライオン”を救うべく、すぐさま近くにあった木の棒をつかんでアナコンダを殴りつけた。

ちょうど付近で仕事をしていた石工職人が騒ぎに気づいて加勢し、カルリーニョスさんは石工職人から借りたスコップでなおもアナコンダを殴り続けた。しかしアナコンダは“ライオン”を締め付けたままさらに水の中へと引き込もうとしたのだ。



そのうち“ライオン”は、首を締め付けられ続けたことにより意識を失いぐったりとしてしまった。しかしカルリーニョスさんは諦めることなく殴り続けたところ、とうとうアナコンダは“ライオン”を解放し水の中へと逃げていった。水の中から引き上げられた“ライオン”は意識がないままであわやこれまでかと思われたが、カルリーニョスさんは諦めることなく“ライオン”に心臓マッサージを続けた。

そしてマッサージを続けてから40分後、“ライオン”は見事に息を吹き返したのだ。カルリーニョスさんは「大事な愛犬を失ったかと思いましたが、神が味方してくれたのです」と当時を振り返った。その後、カルリーニョスさんはすぐに“ライオン”を動物病院へと連れて行き、診察を受けさせたとのことだ。

幸いにも“ライオン”は首、耳、鼻など数カ所にアナコンダの咬み傷が見られたものの、健康状態には問題はなかったそうだ。また地元メディア『Portal Em Tempo』によると、“ライオン”が襲われた地域は自然保護区となっており、そのためカルリーニョスさんは“ライオン”を救う際に「アナコンダを死なすことのないよう、注意深く殴った」と話しており、動物に対して非常に情け深い一面を見せている。

ちなみに今回“ライオン”を襲ったアナコンダはキイロアナコンダかオオアナコンダの可能性が高いそうだが、この種は平均体長が4.6メートルにも成長するという。またこの地域では度々家畜である子牛がアナコンダに襲われることもあるとのことだ。



画像は『The Daily Star 2021年8月16日付「Heroic dog owner battles gigantic anaconda to save beloved pooch - and wins」(Image: @carlinhosbrasillocutor/CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

この記事の関連ニュース