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【エンタがビタミン♪】テレビ番組改編について佐久間宣行プロデューサーが語る 『あちこちオードリー』も“番組終了”の危機だった

TechinsightJapan 2021年9月4日 17時4分

民放各局から10月期番組改編の内容が続々と発表されている。“レギュラーを外される”“番組自体が終わる”などの出演者へ宣告は突然あるといい、東野幸治は過去に6本のレギュラーが一度に無くなったことがあり、その時の心境を「世の中に斜がかかりました。遠近感がなくなりました。世界が白黒になりました」と大変なショックを受けたことを明かしていた。では現場のスタッフはどうなのか。元テレビ東京社員で『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などを手がける佐久間宣行プロデューサーが、ラジオ番組で「なにで終わるのか、わかんない」と改編期の恐怖を語っている。

タレントの滝沢カレンは、講談師の神田伯山と出演した『伯山カレンの反省だ!!』(2019年4月~2021年3月)が終了すると聞かされた時の率直な気持ちを、3月14日の『滝沢カレン/KAREN TAKIZAWA takizawakarenofficial Instagram』で明かしている。「ありえないです。悔しいです。納得いかないです。嫌です、絶対。やめてください。悲しいです。辛すぎます。涙枯れます。嘘だと言ってくれ。どうか、お願いです。私からこんな大切な時間を取らないでください」と怒りをあらわにし、何より彼女が納得がいかないのは、なんの前触れもなくまるで“隕石”が落ちてきたかのような突然の「番組終了宣告」だったからだ。滝沢にとって冠番組というだけでなく、番組を通して好きになった伯山と試行錯誤しながら作り上げてきた思い入れのある番組だった。さらにインスタグラムでは「おうちに隕石が落ちる理由があったなら、その時全力で、おうちを修復できたかも知れなかったんじゃないか?」「何かわたしにできたんじゃないか? とグルグルします」と、番組が終了すると決まる前に何の手立てを講じることもできなかったことに悔しさを滲ませていた。だがこのように番組終了を突然知らされるのは、出演者だけでなく現場のスタッフも同様のようだ。

9月1日深夜放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)でのこと、佐久間宣行氏は『アナザースカイ』『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)、『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』(テレビ朝日系)が9月で終了することを残念がっていた。『アナザースカイ』(8月13日放送分)に佐久間プロデューサーは出演しており、この時に同番組が終わることを聞かされていたという。「コロナ禍で全然ロケが行けないって…言っていた」「このコロナ禍でいろんな番組が苦しんでいるね」と寂しそうである。

また「(番組は)終わるのよ。終わるの」「なにで終わるのか、わかんない。不意に終わるの」と話し、テレビ東京社員時代も番組を終了させまいとあらゆる細かい努力をしていたと明かす。たとえば『あちこちオードリー』は、深夜枠で放送していた時代にスポンサーが入れ替わったりしたので「あれ? これ、なんかしないと終わるのかな?」と思い、一発逆転をかけてオンラインライブを行った。それなりに良い結果が出たことから新しいスポンサーも付き、今年の春からは放送時間を拡大して水曜の23時枠に移動となったのだ。

同番組MCのオードリー・若林正恭からは、のちに「終わりそうな危機、ありましたよね?」と言われたそうだ。今年8月には『あちこちオードリー』2回目のオンラインライブが開催され、チケットが8万4200枚も売れテレビ東京内で衝撃が走ったという(視聴料:2,000円/反省ノート付き2,500円 税込)。1年前までは打ち切りの可能性もあった番組を、ここまで大化けさせた佐久間プロデューサーに芸人たちが寄せる信頼は厚い。

画像は『佐久間宣行のオールナイトニッポン0【公式】 2021年9月2日付Twitter「このあと27時からは【佐久間宣行のオールナイトニッポン0】」』『佐久間宣行 2021年8月17日付Instagram「あちこちオードリーオンラインライブ「心のお札はがし祭」終わりました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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