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【エンタがビタミン♪】夏目三久、一度だけ『あさチャン!』スタッフに怒り「視聴率を取ることだけを目指すのではない!」

TechinsightJapan 2021年9月30日 18時39分

フリーアナウンサーの夏目三久が総合司会を務めた『あさチャン!』(TBS系)が9月30日、7年半の放送に幕を下ろした。「大切な放送時間を、自分のために使うことを良しとしない」夏目のために、制作スタッフや出演者らは彼女への感謝を伝えるため、サプライズとして我武者羅應援團に出演を依頼し自分たちの思いを託したのだ。

今年3月26日の『あさチャン!』で、神田外語学院の国際エアライン科の卒業生について取材したVTRが流された。CAやグランドスタッフを目指す卒業生が137人いたがコロナ禍で航空会社の相次ぐ採用中止があり、そのほとんどが希望の航空業界に進むことができなかったという。学院の先生たちもやるせない思いを抱えていたため、日本で唯一プロの応援団として活躍している我武者羅應援團に応援を依頼。生徒たちの事情を徹底して聞き取った彼らは、最後のショートホームルームが行われた講堂で次のようなエールを卒業生に送った。

「周りの友達や家族に心配をかけたくなくて、“私は大丈夫だよ、私は大丈夫だよ”。そう笑顔で、声をかけてきたんだよ。」
「あなたは可哀想なんかじゃないぞ、不幸じゃないぞ。あなたは絶対に幸せになる!」

まっすぐ前を向いて我武者羅應援團の言葉に聞き入る卒業生たちの目には、涙が浮かんでいた。そしてこのVTRを見ていた夏目三久は、「皆さんに輝かしい未来が訪れれば良いなと、心から願っています」といつも冷静な彼女が涙声になっていたのだ。

『あさチャン!』最終回の放送時間が残り10分を切った頃、その我武者羅應援團が登場した。事前の打ち合わせで、夏目には最後の挨拶の前に映像を流すとだけ伝えていたという。戸惑った表情を浮かべる夏目だったが、いかなる場面でも“視聴者を最優先”にしてきた彼女の様々なエピソードが我武者羅應援團の3人により語られた。特に印象的だったのは、温厚な夏目が一度だけスタッフを怒った出来事だ。同時間帯の民放番組の世帯視聴率では、ずっと最下位と言われていた『あさチャン!』。しかし夏目は「視聴率を取ることだけを目指すのではなく、視聴者の皆さんに本当に大切なメッセージを伝えていきましょう!」と語気を強めたことがあったそうだ。この言葉に番組スタッフは彼女の『あさチャン!』への“本気度愛”を感じたという。同時に放送当初は周りに頼っていた夏目が、同番組を引っ張り始めた瞬間だったのだ。

残念ながら時間が無くなり夏目の最後の挨拶が途中で切れるという事態になってしまったため、番組の演出を非難する声や我武者羅應援團への心無いコメントもネット上で見受けられる。だが夏目はそれを決して望んではいないはずだ。

画像は『【公式】アニマルエレジー 2021年9月26日付Instagram「みちくんからの最後のプレゼントは、まさかの業者発注」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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