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【海外発!Breaking News】以前は460円だったのに…ビーチの駐車場で約15500円の罰金を科せられた女性 世間からは「看板にちゃんと書いてある」(英)

TechinsightJapan 2021年11月3日 15時30分

スーパーやコンビニでのセルフレジ導入などサービスの自動化や無人化が進む昨今、機械の操作に戸惑う人も少なくない。イギリス在住のある女性は旅行帰りに立ち寄ったビーチの駐車場システムが自動化されたことに気づかず、たった15分の駐車で罰金100ポンド(約15500円)が科せられた。前に訪れた時と同様に係員が集金に来るのを待っていた女性は「駐車料金に関する看板は見なかった」と主張している。『The Sun』『The Mirror』などが伝えた。

英リーズに暮らすアン・ソープさん(Anne Thope、71)と夫エドワードさん(Edward)は今年の8月11日、ブリドリントンへの旅行でお気に入りのビーチを訪れた。

わずか15分の滞在だったが、のちに駐車料金として100ポンド(約15500円)の罰金が科せられたという。

アンさんはその時のことをこう振り返っている。

「その日の午後4時半頃、私たちはサウス・ビーチに数日滞在した帰りに息子と孫を連れてフレイスソープ・ビーチに行きました。そこは前にも来たことがあって、とても素敵なビーチだから子供たちに見せたかったのです。息子には『駐車場の係員が来るから待ってて。来たらお金を払うから』と言って、車の中で待っててもらいました。私は孫たちを連れて15分ほどビーチを見に行きましたがその間、誰もお金を取りには来ませんでした。」

アンさんによると、以前は駐車場の入り口のブースで駐車料金3ポンド(約460円)を支払っていたが、ブースに人がいなかったために後から集金に来ると思ったそうだ。

だがその場で駐車料金を請求されることはなく、後日アンさんのもとに60ポンド(約9300円)の罰金の請求書が届いた。最初は「支払い方法が書かれた看板は見なかった」と主張していたアンさんだったが結局、罰金を支払ったという。しかしその後、支払いが遅れたという理由でさらに40ポンド(約6200円)の追加料金を請求された。

それを受けてアンさんは「あのビーチは大好きだけどもう行かないわ。カフェも素敵だけどもう二度と行きません。世界のなかでも特に美しい場所なのに残念です」と語っている。

またこの結果に納得できないアンさんは、駐車場を運営する「エクセル・パーキング・サービス社(Excel Parking Services)」に罰金は不服だと訴えたが、それが認められることはなかった。

そして駐車場の土地所有者であるジャクソンさん(Jackson)にも「トリップアドバイザーでも135件の苦情が寄せられているエクセル社をなぜ駐車場の管理に採用したのか疑問です」と苦情の手紙を書いたという。

この問題に対しジャクソンさんはメディアのインタビューに応じ、次のように述べた。

「ここは有人の前払い駐車場ではなく、カメラを使って管理しています。そのことは駐車場の入り口にある2つの大きな看板にはっきりと書かれていますし、駐車場の周りに約40ほど設置している看板にも書いてあります。それはどこに車を停めても見えるように10メートルごとに設置されています。」

「またこの看板には駐車するかどうかを決めるのに最大10分は料金が発生しないと書かれており、さらに5分の許容時間が設けられています。これはエクセル社が管理する自動システムです。駐車違反に対する不服申し立ては土地所有者である私ではなく、エクセル社を通して行われます。」

「駐車場の自動化は簡単に決めたことではありません。土地所有者である私自身も、新しいシステムを利用する人々を助けるためにできる限りのことをしてきましたし、自動化された今でも天候の良い日中は係員が常駐し、機械の使い方や問題が起きた時にサポートしています。」

なおこのニュースについて、世間からは「はっきりと看板が見えているよ。罰金を支払うべき」、「写真を見ると入り口には大きな看板があります。彼女が『看板を見なかった』と言った理由がよくわかりません」、「看板にはメーターで支払うか、電話で支払うと書いてあるし、決定まで10分とはっきり書いてある」などといった声が多数あがっている。

画像は『The Sun 2021年10月31日付「LIFE’S A BEACH Nan furious after being hit with £100 fine for visiting favourite beach for 15 minutes」(Credit: MEN Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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