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【海外発!Breaking News】父親が目薬と間違えて瞬間接着剤を使用 9歳男児、4日間目を開けられず(英)

TechinsightJapan 2021年11月2日 21時50分

瞬間接着剤にまつわるアクシデントは後を絶たない。今年2月に目薬と間違えて息子の目に強力瞬間接着剤を使用した父親が、このほど救急医療専用ヘリコプターを特集するTVショー『ヘリコプター・ER(Helicopter ER)』に出演し当時の様子を語った。『Gazette Live』『The Daily Star』などが伝えている。

英ヨークシャー在住のケヴィン・デイさん(Kevin Day)は今年2月、息子ルパート君(Rupert、9)の目に目薬と間違ってチューブ入りの強力瞬間接着剤を使用した。

ルパート君が処方された目薬と強力瞬間接着剤は、形や大きさが似ていたのだろう。ケヴィンさんは「ルパートは最近目が痒いと言って目をこすっていて、2日前から眼軟膏を使っていたんだ。ルパートの様子を見て私はすぐ、自分が大きな間違いを犯したことに気づき、慌てて緊急通報したよ」と当時のことを振り返り、このように続けた。

「緊急通報のオペレーターには『救急車が向かっているから、水で洗眼して待っていて!』とアドバイスを受けてね。そして最初に到着したのは『ヨークシャー・エア・アンビュランス(Yorkshire Air Ambulance、以下YAA)』だった。まさか救急ヘリが来るとは思わなかったから驚いたよ。」

「救急隊はルパートの目を液体で浸し、痛み止めを与えた後で息子をノース・ヨークシャーのハロゲイト病院(Harrogate Hospital)に搬送したんだ。病院では数時間過ごしたけど、ルパートは目を開けることができなくてね。結局4日間もそのままだった。私は『息子の目が見えなくなってしまったらどうしよう。息子の人生を台無しにしてしまったかもしれない』と恐怖で怯えていたよ。」

一方のルパート君はというと、瞼がくっついて離れないうえ、まつげに強力瞬間接着剤が塊になって付着した状態に「僕は一生このままで過ごさなければならないのではないかと心配で仕方なかった」と当時の胸のうちを明かしている。

しかし幸いなことにルパート君は視力に影響が出ることはなく、強力瞬間接着剤が入ってしまった目は現在、100%元の状態に回復している。

専門家によると瞬間接着剤が目に入ってしまった場合はすぐ水で洗眼し、医師の診察を受けることが大切だという。また眼球を傷つけることがあるため瞬きを避け、目をこすったり溶剤を使うことはしないようアドバイスしている。

ちなみに迅速で的確な処置でルパート君を救ったYAAは2000年に設立された非営利団体で、ヨークシャーをベースに年間1500人の患者を搬送している。活動は寄付によって成り立っており、一日の維持費は約186万円(12000ポンド)で、年間では約6億8200万円(440万ポンド)にも上るという。



接着剤にまつわるアクシデントはたびたび起きており、今年2月に世界中を騒がせた「ゴリラ・グルー・ガール(Gorilla glue girl)」は記憶に新しい。ヘアスプレーの代わりに最強のスプレー接着剤「ゴリラ・グルー」を使った女性は、1か月髪が固まったままで緊急治療室に駆け込んでいた。

画像は『Gazette Live 2021年11月1日付「Dad accidentally super-glued son’s eye after mistaking tube for medical drops」(Image: Yorkshire Air Ambulance)』『Helicopter ER 2021年10月18日付Facebook「We have a few different companies based here at Church Fenton.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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