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【海外発!Breaking News】配達中のAmazonドライバーが徘徊する認知症高齢者を発見 仕事を中断し家に送り届ける(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年11月9日 13時15分

不安そうに1人で歩く高齢女性を見たアメリカのAmazonドライバーが、配達を中断して手を差し伸べた。この女性は重度の認知症だったが、名前や連絡先の書かれたリストバンドをしていたことが幸いし、ドライバーが無事に家まで送り届けることができた。ドライバーの行動には「なんて思いやりのある人なんだ」など称賛の声があがっている。『Shareably』などが伝えた。

米ニュージャージー州サマセット郡フランクリン・パークという地域でAmazonの配達ドライバーとして働くウィルマーさん(Wilmar)はある日、いつも通りにトラックで配達していたところ1人の高齢女性とすれ違った。

「歩いていたその女性は、私に手を振ってくれました。この仕事をしていると手を振ってくれる人はよくいるので、それ自体は変わったことではありませんでした。しかし女性は、何かがあったかのように私に手を振っていたのです。」

そのように当時を振り返るウィルマーさんは女性のことが心配になり、トラックを止めて女性の様子を見にいった。すると女性が手首にリストバンドをしていることに気がついた。そこには女性の名前や病気の詳細、そして連絡先が書かれていたという。

リストバンドの情報により、女性はジジさん(Gigi、92)という名前で、重度の認知症を患っていることが判明。連絡先にはジジさんの孫であるカレンさん(Karen)の電話番号が書かれており、ウィルマーさんはすぐにカレンさんへ電話した。

電話はすぐに繋がり、カレンさんは病院に行った母親を迎えに行っているところだったという。祖母のジジさんを自宅で1人にさせていた時、ジジさんが外に出てしまい迷子になってしまったのだった。

すぐに戻ることができなかったカレンさんがウィルマーさんに「祖母を家まで送ってくれないか」と尋ねると、ウィルマーさんは快諾した。そして住所を伝えると、ウィルマーさんは仕事中にもかかわらずジジさんを家まで送り届けてくれたのだ。

カレンさんが自宅玄関に設置している防犯カメラの映像を確認すると、1台のトラックが玄関前に停車し、ウィルマーさんがジジさんをトラックの助手席から降ろす姿が映っていた。ジジさんはウィルマーさんに優しく手を引かれ、無事に帰宅した。最後にはウィルマーさんが手を振って、ジジさんと別れる微笑ましい光景も見られた。

カレンさんは「この映像のおかげで、祖母が無事に帰宅できたことを確認することができて本当に安心しました」と明かしており、ジジさんが事故などに遭わず無事に帰宅できたことに胸を撫でおろした。



ウィルマーさんは自身をこの地域コミュニティの一員と考えており、地域の安全を守る役割があると自負しているという。

「地域でお互いに気を配ることはとても大切なことだと思います。何かが起きれば、確認して声をかけるのです。近所の人々が安全で、皆が幸せであることを確認したいだけです。みんなで貢献すれば、全員がその恩恵を受けることができますから。」

ウィルマーさんの行動には多くの人が感激しており、「素晴らしい男性だ。感動したよ」「こうしたコミュニティがもっと増えるといいね」「なんて思いやりのあるドライバーなんだ」など称賛の声があがっている。



画像は『Shareably 2021年11月2日付「92-year-old woman with dementia wanders from home then delivery driver stops to check on her」(SOURCE: YOUTUBE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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