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【海外発!Breaking News】重度の火傷で「顔を失った」女性、化粧で自信を取り戻す「傷は私が生き抜き勝利した証」(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年11月25日 21時50分

今から約3年前、当時45歳だった女性が顔に重度の火傷を負った。「慣れ親しんだ顔を失った」と語る女性は「もう二度と公の場に出ることはないだろう」と悲嘆に暮れたものの、化粧がきっかけで自信を取り戻したという。壮絶な経験を乗り越えて「人をインスパイアする存在になりたい」と語る火傷サバイバーのストーリーを『SHAKE MY BEAUTY』などが伝えた。

米ジョージア州アトランタ郊外に住むトーニャ・マイゼンバッハさん(Tonya Meisenbach)は2018年12月17日、自宅の裏庭に設置されていた焚き火台(ファイヤー・ピット)の火が顔に燃え移り、人生を変える事故に遭った。

トーニャさんは「今でも思い出すだけで震えがする」と明かしつつ、当時をこう振り返った。

「その日は焚き火台のそばで夫ドナルド(Donald)と2人でワインを飲み、楽しいひと時を過ごしていたのです。そして夕飯が遅くなってしまうからと、2人でBBQの支度を始めてすぐに事故が起きました。」

「ドナルドが焚き火台にライター用のオイルを注ごうとしていることに気づかなかった私は、ほぼ同じタイミングでグリルの網の上にステーキを載せたのです。するとオイルを注いだことで上がった炎が、私の両腕から長かった髪に燃え移り、まるでマッチに火をつけた時のように一気に燃え上がりました。」

「私はパニックに陥り、走って火を消そうとしましたが上手くいかず、コンクリートの上でゴロゴロと転がってみましたがダメでした。熱さは感じましたが痛みはなく『ああ、私はこうやって死ぬんだ』と思い、神様に『私は45歳で、生きたまま焼かれて死ぬのですか?』と叫んでいました。」

「その直後でした。夫が現れ『君は大丈夫。僕に任せて!』と言いながら革のジャケットで火を消したのです。17年間連れ添ってきた夫は、それまでに見たことがないような、恐怖とショックが混在した顔をしていました。」

「そうして火が消えると、アドレナリンが出て痛みを感じなくなっていた私は立ち上がり、家の中に駆けこんで真っ先に鏡を見ました。自分の顔がどれだけ損傷を受けたのか見たかったのです。その時の私の顔は赤いだけで火傷が酷いとは思わなかったのですが、後から『水ぶくれができ皮膚の組織が壊死するのは2、3日かかる』ということを知りました。」

トーニャさんは顔と上半身を中心に身体の35%に火傷を負い、その後の2か月間は薬による昏睡状態に置かれた。医師はその間、トーニャさんが呼吸をしやすいように気管を切開してチューブを入れ、1週間に一度のペースで脚、臀部、脇腹などから顔、胸、両腕、背中などに皮膚移植を行った。一方でドナルドさんは自分を責め、病院で寝泊まりをして妻を支えた。



「目覚めたのは2019年の2月で、その後も手術は続きました。初めて火傷後の自分の顔を見た私は自信を失い、『私の人生はこれで終わった』と思うようになりました。慣れ親しんだ顔を失っただけでなく、物を飲み込むことや歩くこともできませんでした。幸いなことに、1年後には気管切開のチューブが外されましたが、今でも以前のように歩くことはできません。そうして事故から2年半、私は人目を避けるように過ごしてきたのです」とトーニャさんは述べており、このように続けた。

「実は手術を18回受けた後、病院側から『コロナ禍でこれ以上手術はできない』と言われました。私が人前に出るにはレーザーによる治療や顔の形成手術がどうしても必要でしたが、あきらめざるを得ませんでした。」

「そんな時です。かつらとネイルをつけ、きれいにメイクを施した自分の動画をSNSに投稿すると大きな反響がありました。特に火傷を負ったサバイバーから『インスパイアされる』『あなたの強さに心を打たれた』『美しい』といったコメントがあがり、『こんな自分でも大好きなメイクで人を勇気づけることができる』と気づいたのです。今では毎日化粧をし、買い物にも出かけます。また化粧のチュートリアル動画の制作も始め、再び人生を楽しめるようになったのです。」



「私は自分の体の傷を誇りに思っています。なぜならそれは、私が生き抜き、勝利した闘いを意味するからです。私と同じようにトラウマを抱えている人たちには、ありのままの自分を受け入れ、愛し、前向きに生きることこそ大切だと伝えたいのです。そして彼らが再び自信を取り戻すことができるよう、手助けできればと思っています。」



なおこのニュースには「魂が美しい人」「化粧をしていなくても、あなたは十分美しい」「とても素敵な夫。彼女が立ち直れたのは彼の強さもあったと思う」「彼女が自信を取り戻すことができて良かった」「顔の火傷なんて、想像を絶するほどつらい経験をしたと思う。これから素敵な人生を歩んで欲しい」といったコメントがあがっている。



画像は『Tonya Renee Meisenbach 2021年11月6日付Instagram「I feel honored to be featured on @hashtagourstories today!」、2021年10月14日付Instagram「Pain」、2021年8月27日付Instagram「@sensationnel_hair」、2021年9月25日付Instagram「Digging the wig today!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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