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【海外発!Breaking News】動物園でパンダが2mの囲いをよじ登って脱走 職員は「一度きりの冒険です」(中国)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年12月17日 17時50分

今月15日、中国の動物園でパンダが脱走したというニュースが届いた。おっとりしたイメージのパンダが高さ約2メートルの囲いを越えて逃げ出す姿に、近くにいた来園客らは一時騒然となったが、可愛い姿にほとんどの人がカメラを構えて楽しんでいた。『Archyde』などが伝えている。

脱走を図ったのは、中国・北京市にある「北京動物園」で飼育されている6歳の雄のジャイアントパンダ“萌蘭”だ。萌蘭は午前11時半頃、来園客の目の前で飼育エリアを囲っていた約2メートルはあるという高い囲いをよじ登り始めた。

最初は遊んでいるだけだと思って眺めていた来園客だったが、萌蘭が予想外の高さまで登るとざわめきが起きたという。そして萌蘭は一番上まで登り切ると、器用に体をよじって乗り越えてしまったのだ。

萌蘭の脱走劇を目撃したという来園客のリュウさんによると、萌蘭は囲いの内側に設置されていたデコレーションを踏み台にして登っていたという。映像にもガラス部分に取り付けられたイルミネーション用の装飾と思われるものに手をかけ、壁を登っていく萌蘭の姿が映っていた。

さらに萌蘭は別の場所へ移動すると、他のエリアとの境目と思われる場所から顔を覗かせ、普段とは違う景色を楽しんでいた。そんな萌蘭に、来園客は驚きながらも「可愛い!」と口にしながら携帯で撮影する姿が見られた。



幸いにも飼育エリアと来園客のエリアの間には2メートルほどのスペースが設けられており、脱走した萌蘭と来園客が直接対峙してしまうようなことはなかった。その後、事態に気付いた飼育員がエサで萌蘭をおびき寄せ、スムーズに飼育エリアに戻すことができたそうだ。

自分の背丈よりも高い壁を登ってしまった萌蘭だったが、幸いにもケガはなく元気に過ごしているという。



ぽっちゃりとした体形で脱走したパンダの姿が多くのメディアに公開されると、「これは可愛すぎるよ」「脱走している時のあの笑顔はたまらないね」「野生にかえりたかったのかな?」などのコメントがあがっている。



同動物園では萌蘭が再び脱走しないように囲いの設備を見直すことを明かしており、職員は「一度きりの冒険ですよ」と話している。

なお萌蘭は2015年に四川省にある「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」で生まれ、2017年9月に同動物園にやってきた。その翌月には一般公開が始まり、スター級の人気を集めている。



画像は『Metro 2021年12月16日付「Giant panda escapes zoo enclosure but is lured back with lunch」(Picture: Newsflare)』『The Sun 2021年12月16日付「PANDA-MONIUM Naughty panda causes panic after escaping from enclosure at zoo in China」(Credit: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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