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【海外発!Breaking News】顔に大きな腫瘍がある女性、ありのままを愛する男性と出会い前向きに(アルゼンチン)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年12月20日 21時0分

顔に大きな腫瘍があり、自身の外見に悩み苦しんできた女性が昨年、ありのままの自分を愛してくれる男性に出会った。女性は「自分を心から受け入れることの大切さ」を説き、『Born Different』のインタビューでポジティブなメッセージを発信した。

アルゼンチンに住むミラグロス・レイノソさん(Milagros Reynoso、21、以下ミリーさん)は、顔に痣をもって生まれてきた。母ナタリアさん(Natalia)は医師に「2か月もすれば自然に消えてしまいますよ」と言われたそうだが、ミリーさんの痣はやがて腫瘍となり、今では左目、鼻、そして口がすっぽりと覆われている。

実はミリーさん、神経系腫瘍が生じる遺伝性の難病「神経線維腫症I型」を患っており、腫瘍を小さくするための手術をこれまでに8回受けている。最後の手術は3年前になるが、腫瘍のほかにも様々な健康問題を抱えており、左目は完全に視力を失い、口蓋が腫れて話をすることが難しいこともある。また外見が原因で幼い頃からよくいじめにあってきた。

ところが昨年、それまでの人生を大きく変える出来事があり、ミリーさんは自分により自信が持てるようになったという。

ミリーさんは「今から1年4か月前のこと、地元の教会で知り合ったアグスティン(Agustin)と交際を始めたの!」と語ると、このように続けた。

「アグスティンとはずっと友達だったわ。でも母は私たちのことをどうにか引き離そうとしていてね。それも2年間もよ。私を心配してのことだと思うけど、付き合い始めるまでは大変だったわ。でも彼は、そんな母に全く動じることはなく『交際したい』と主張した…。そうして結局、私はアグスティンと付き合うことになったのよ。」

ミリーさんは常に自分の外見に悩み、葛藤を抱えて生きてきたそうで、複雑な胸のうちをこのように明かしている。

「それまでは学校に行ったり外出が嫌なことが何度となくあったわ。でも私はくじけなかった。だって私に問題があるわけではないから。問題があるのは私を間違った目で見てくる他の人たちでしょう。」

「それでこう考えるようになったの。『大切なのはありのままの自分を受け入れることだ』とね。だって、もし自分が自分自身を受け入れることができなかったら、誰も私のことを受け入れてくれないでしょう。」

一方でアグスティンさんは、ミリーさんについて次のように述べている。

「腫瘍は問題ではなく美徳だと思う。僕にとって彼女はとても美しい人。プリンセスなんだ。彼女は僕の全てだよ!」

そんな仲睦まじい2人は昨年12月、初めてTikTokに動画を公開し、その後も定期的に投稿を続けている。ナタリアさんは娘のことを「動画を初めて見た時は心を動かされ、とても誇り思ったわ。だってあの子がTikTokを始めるなんて思いもしなかったから」と称えており、ミリーさんはTikTokを継続する意義についてこのように語った。

「TikTokはとても楽しいの。それにTikTokを通し、神経線維腫症I型という病気について多くの人に知ってもらいたいと思う。そして腫瘍にまとわりつく嫌なイメージを一掃したいわ。」

「TikTokにはネガティブなコメントがたくさんあがってくるし、多くの人は私に彼がいることを『信じられない』とか『きっと彼にお金を払っているのでしょう』などと言ってくるのよ。でも私は『身体に問題があるからといって、閉じこもっている必要はないでしょう!』と声を大にして言いたい。だって人は外見で定義されるものではないのだから。」

「もし誰かが私に『君にはできないよ』と言ったとしたら、私は『私にだってできる』ということを見せてあげたいの。」



実に前向きなミリーさん。フォロワーからは「あなたに彼ができるなら、私にだってできると思うわ」といったコメントも届くそうで、ミリーさんはこう返信するそうだ。

「あなたは必ず、ありのままのあなたを愛してくれる人に出会うことができるはずよ!」



なおミリーさんとその家族は4年前から地元の教会を通して、困難な環境に置かれた家族や子供たちを助けるためのボランティア活動をしており、教会のリーダーであるジャーマン・ニコラスさん(German Nicolas)はミリーさんについてこう述べている。

「ミリーは私たちみんなに、『どんなに困難なことがあっても、決して負けない“強さ”を持つことを教えてくれているんだ。前向きに生きることをね!」



ちなみにミリーさんは将来、仕事でキャリアを築き、結婚して子供を持ちたいそうで、このニュースには「なんて美しい2人なの!」「インスパイアされる」「2人の笑顔を見ているだけで、お互いをどれだけ愛しているのかわかる」「これぞ真の愛」「彼女は本当に強い人だと思う」「癒される」「心が洗われるよ」「なんだか嬉しくなってきた」「あなたたちを応援しているわ」といった温かいコメントが届いている。



画像2~5枚目は『Mili Reynoso 2020年12月3日付TikTok「espero que esté no se borre」、2021年10月13日付TikTok「nuestras locuras son las mejores...」、2021年7月15日付TikTok「nuestro primer año,te amo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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