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【海外発!Breaking News】2つの頭を持つ牛が誕生も、頭が重く立つことできず(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan 2021年12月21日 6時0分

ブラジルのエスピリトサント州ノーヴァ・ヴェネーシアにある農場で今月13日、2つの頭を持つ子牛が誕生した。子牛の脚は4本で、体の一部が癒合した重複奇形だった。『A Gazeta』などが伝えている。

2つの頭を持つ子牛を最初に発見したのは、農場のオーナーの息子デルシ・ブサットさん(Delci Busatt、22)で、お産が近い母牛の様子を見るために夜が明けてすぐ納屋に行ったところ、すでに誕生していたという。

デルシさんは「母牛は6歳くらいで、3度目のお産だった。最初は双子と思ったけど、1つの身体に頭が2つあるのが分かってショックだったよ。83歳になる祖父も初めてのケースだと驚いていた」と語ると、誕生後の子牛の様子についてこう説明した。

「子牛は弱々しくてね。頭が重いのか立つことができず、母牛のお乳を自分で飲むこともできなかった。それで私たちが哺乳瓶2本でミルクをあげたんだ。」

「獣医らに奇形の原因について聞いてみたけど、『詳しく調べないことには分からない』と言われた。うちで育てているのは70頭の乳牛で、全て自然妊娠だ。だから人工授精による繁殖が原因ということはないだろうね。」

なお専門家は、牛の重複奇形は約10万頭に1頭の割合で発生する稀なもので、原因のひとつとして遺伝子の突然変異や染色体異常などをあげている。さらに考えられるのは外部から影響を受けて発生するケースで、感染症や有害な化学物質といった環境要因があるという。



奇形の牛でもペットとして自宅で育て、十分なケアをすれば生き残る可能性はあるというが、デルシさんは「子牛はその日の午後6時頃に死んでしまったよ」と明かすと、「まあ、誕生した時点で長生きできないことは明らかだったけどね」と続けた。

ちなみに今回誕生した子牛は脚4本、尻尾1本だったものの、トルコでは先月に頭2つ、脚6本、尻尾2本の子牛が誕生した。子牛のうち1頭は生きていたそうだが、お産が終わる頃には2頭とも死亡したという。



画像は『The Daily Star 2021年12月19日付「Shock as ‘mutant’ two-headed calf born in Brazil - and nobody knows how it happened」(Image: CEN)』『UNILAD 2021年12月17日付「Mother Cow Comforts Rare Calf Born With Two Heads」』『A Gazeta 2021年12月14日付「Vídeo: vaca cria bezerra com duas cabeças em fazenda no interior do ES」(Delci Busatto)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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