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【海外発!Breaking News】「妹はおうちにいない」「狼に食べられた」6歳姉の言葉がきっかけで、両親が逮捕(米)

TechinsightJapan 2021年12月22日 5時0分

子供の何気ない言葉に「ハッとした」経験を持つ人は少なくないだろう。このほどアメリカで、6歳の姉が放った言葉がきっかけで5歳の妹が長い間行方不明になっていることが発覚、警察が動いた。妹にいったい何があったのか…。『Q13 FOX』『People.com』などが伝えている。

今月6日、米ワシントン州の学校長の女性から「オークビルに住むオークリー・カールソンちゃん(Oakley Carlson、5)を長い間見ていない。居場所を確認して欲しい」と地元警察に通報があった。女性は娘の友達を自宅に招きお泊り会を開いており、オークリーちゃんの姉(6)が「妹はもう、うちにはいないの」と言っているのを聞いて、嫌な予感がしたという。

女性は「オークリーちゃん一家は先月6日、火事のため引っ越しをしたのです。私はその後、ほぼ毎日のように一家に連絡し何度か家にも行きましたが、オークリーちゃんの姿は確認できませんでした。それに両親はいつも何らかの理由をつけ、オークリーちゃんに会わせてくれなかったのです」と明かしており、警察はオークリーちゃんの父アンドリュー・カールソン(Andrew Carlson、36)と母ジョーダン・バウワース(Jordan Bowers、32)の自宅を訪ねた。

ところが2人は警察の捜査に非協力的で「オークリーは11月30日までは生きていた」の一点張り。居場所を尋ねられても答えることができず、ジョーダンはそのうち怒り、こぶしを突き上げてわめき出したという。警察は2人を司法妨害で一旦逮捕し、その後は児童福祉サービスのスタッフがオークリーちゃんの兄姉に司法面接を行った。

面接でオークリーちゃんの姉はスタッフに「ママには『オークリーのことは話すな』と言われたの。ママは『オークリーは森の中に行って狼に食べられちゃった』と言っていたわ」と語り、9歳の兄は「両親はオークリーをクローゼットの中や階段下に閉じ込めていた。ママがオークリーをベルトで叩いているのを見たこともあるよ。それにオークリーはいつもお腹を空かせていたんだ」と日常的な虐待があったことを明かした。

さらにオークリーちゃんの祖父母は「あの子を最後に見たのは昨年の12月だった。オークリーは目の下に黒いクマができていて、皮膚は青白く、顔には傷がたくさんあった」と語ったという。

なお「オークリーちゃんを今年2月10日に見た」という情報もあがっているが、オークリーちゃんは今も見つかっていない。警察は「刑事事件である可能性が高く、年齢や時間の経過を考えるとオークリーちゃんが危険な状態にあるのは明らかだ。すでに亡くなっていることも考えられる」としながらも、両親が娘の失踪に関わっているものとみて捜査を進めている。ただ2人は現在、目に障がいがある6歳の娘に対する育児放棄の罪で逮捕、拘留されており、オークリーちゃんに関連した容疑はかけられていない。2人の裁判は今月30日に予定されている。



ちなみにこのニュースには「子供はどこかで生きているかもしれない」「写真を見ると、両親は明らかにメタンフェタミン(覚せい剤)中毒者。周りは気付かなかったの?」「薬物のために子供を売ってしまったことも考えられる」「学校、祖父母、ソーシャルサービスはなぜもっと早く行動を起こさなかったのか? 虐待も行方不明なのもわかっていたはずなのに」「悲しい事件」「無事であることを祈る」「兄姉の心のケアも必要だね」「この親は子供を持つ資格なし」といった声があがっている。

画像は『Q13 FOX 2021年12月13日付「Investigators: Oakley Carlson was last seen alive in February」』『People.com 2021年12月16日付「Sister of Girl, 5, Who Vanished in Feb. Said Sibling ‘Had Been Eaten by Wolves’ as Parents Are Jailed」(CREDIT: GRAYS HARBOR SHERIFF’S OFFICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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