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【海外発!Breaking News】赤ちゃんのお墓にクリスマスプレゼントを届ける大学生 7年間続く活動に称賛の声「本当に素晴らしい」(英)

TechinsightJapan 2021年12月27日 15時32分

イギリス在住のある男子大学生が、7年前から続けている活動に多くの称賛の声があがっている。不幸にも幼くして亡くなってしまった子供たちのために毎年、墓地にクリスマスプレゼントを届けている彼は、今年もボランティアの協力を得て1909個のテディベアを贈ったという。『The Mirror』が伝えた。

英スタッフォードシャーのヘッドネスフォードに暮らすオーウェン・オズボーン・ウィリアムズさん(Owen Osborne-Williams、17)は毎年クリスマスの時期になると、あるお墓にプレゼントを届けている。

今から7年前、当時10歳だったオーウェンさんは亡き叔母デニスさん(Denise)の墓参りのためセントピーターズ教会(St.Peters Church)を訪れた。その際、墓地の一画に赤ちゃんのお墓があることに気がついた。

不幸にも1歳の誕生日を迎える前に亡くなった乳児たちが眠るその場所には、クリスマスの時期だったにもかかわらずプレゼントが置かれていなかったそうだ。

オーウェンさんの父親ダミアンさん(Damian)は、当時のことをこう振り返った。

「教会でオーウェンが赤ちゃんたちのお墓を見つけたのですが、そこにはクリスマスプレゼントがなくて。亡くなった赤ちゃんたちのために何か置くことはできないかと聞いてきたんです。それで息子が持っているテディベアのなかからいくつかプレゼントすることにして、ぬいぐるみが濡れないようにフリーザーバッグで包んで赤ちゃんたちのお墓にお供えしました。オーウェンはその後、母親のメアリー(Mary)にFacebookでぬいぐるみなどを寄付してくれる人がいないか呼びかけてほしいと頼んでいました。」

オーウェンさんの行動は町中に知れ渡り、当時小学生だった彼の行動を称える声が続出した。そして翌年にはさらに多くの寄付を集めることができたという。

その後、プレゼントを贈るための寄付を呼びかける目的でFacebookページ「Owen’s Little Angels」を立ち上げたそうで、ダミアンさんはこのように明かした。

「時が経つにつれて多くの人が反応してくれるようになり、たくさんの寄付が届くようになりました。なので私たちは現在、ウェストミッドランズ内にある墓地をまわってプレゼントを届けています。12月上旬に地元の墓地からスタートして、遠い場所だとウォルバーハンプトンまで行きます。今年で7年目になりますが、オーウェンはこれからも続けると思います。やめる気配はありませんね。」

毎年クリスマスの時期になると、活動に感銘を受けた人々から何十通ものメッセージやカードを受け取るというオーウェンさん。そんな彼は、今年のクリスマスにボランティアの協力を得ながら15か所の墓地を訪れ、1909個のテディベアを届けたそうだ。



なおオーウェンさんの活動について、世間からは次のような称賛の声が多数あがっている。

「本当に素晴らしい青年。ご両親も誇りに思っているでしょう。」
「親切で思いやりのある素敵なアイデア。ありがとう。」
「彼の行動に涙が出そうになった。このような献身的な考えを持ち、それを何年も続けているなんて。神のご加護がありますように。」
「彼は優しい心の持ち主。思いやりで溢れていますね。」

画像は『The Mirror 2021年12月25日付「EXCLUSIVE: Boy puts teddy bears on babies’ graves to ‘make sure they still get Christmas present’」(Image: Mary Osborne-Williams)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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