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【エンタがビタミン♪】<土屋太鳳インタビュー>毎日5km走って体づくり 今年は日常の小さな幸せを大切に

TechinsightJapan 2022年1月5日 20時0分

NHK連続テレビ小説『まれ』(2015年前半期)でヒロインを務めるなど、数々のドラマや映画で活躍を続ける女優・土屋太鳳(26)。その土屋が1月7日放送の新春ドラマスペシャル『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~』(テレビ東京)で主演する。このドラマをはじめ、スポーツが得意な土屋に体づくりや今年の展望についてテックインサイトが話を聞いた。

ドラマの舞台は江ノ電が海沿いをのどかに走る神奈川県鎌倉市。ある朝、駅のホームで面識のない女の子・千波(土屋太鳳)からじっと見つめられて面食らうタケル(永山絢斗)。その日だけでなく、次の日もまたその次の日も同じ場所で千波はタケルを探し続けていた。なぜ千波はタケルに近づいたのか? 千波やその家族が抱えているものとは?



ミステリアスな様相を呈しながら恋愛の要素も含みつつ“家族”や“絆”を描いたこのヒューマンドラマは、『そして、バトンは渡された』で本屋大賞受賞の瀬尾まいこの珠玉の原作を、『いま、会いにゆきます』『ひよっこ』の岡田惠和が脚本化した。さらに『Fukushima 50』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した若松節朗が監督を務めた。



■とても素敵な話に出会えて嬉しかった
―本作への出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
土屋太鳳:すごく嬉しかったです。とても素敵なお話に出会えて、内容的には胸が締め付けられる部分もあるんですけど、岡田(惠和)さんの脚本によって柔らかくて優しい言葉で会話劇が繰り広げられているので、そのアンバランスさも含めて観ていただいたら楽しんでもらえる作品だと思います。

―土屋さんが演じる千波の印象はいかがですか? 共感できる点はありますか?
土屋:とても素朴で純粋で、ある出来事にもちゃんと正面から向き合いたいという素直さを感じる女の子だなと思いました。(千波のように)私自身もすごく家族が大好きで、うまく言えないですけど、私も「家族がいるから今ここにいる」のような感覚が大きいので、その部分はすごく似ているかなと思います。



■相手役の永山絢斗さんはとてもおしゃれでスタイリッシュ
―今回の撮影では何が楽しみでしたか?
土屋:今回キャストの皆さんは全員初共演なのですが、テレビで観てずっと「お芝居したらどうなるんだろう」「どういうふうにキャッチボールができるのかな」と思っていた方々なので本当に楽しみでした。また父がサーフィンをしていてよく海に行っていたので、いつか江ノ電が出てくる作品に出演したいと思っていました。



―今回タケル役に永山絢斗さん、千波の父に仲村トオルさん、母に安田成美さん、タケルの働く造船所の社長役に佐藤浩市さんと非常に豪華ですね。実際に相手役の永山絢斗さんとお会いしていかがでしたか?
土屋:永山さんはとてもおしゃれでスタイリッシュで「いい役者になりたい」という思いが強い方だなと思います。(演技では)すごく朴訥とした素朴なタケルさんのセリフを言う姿を見て「タケルさんになっているんだな」と感じました。お芝居もすごく素敵なので千波もそこに乗っかっていこうと思いました。



■音楽は“相棒” 悔しいときは『宙船』を
―このドラマはタイトル『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ~』にもある通り音楽が大切な要素になっていますが、土屋さんにとって音楽はどんな存在ですか?
土屋: “相棒”って感じです。役づくりをするときも「(演じる役が)どういう音楽を聞いているかな」と考えて気持ちを作っています。実は(今回のドラマに出てくるエリック・クラプトンの楽曲)『ティアーズ・イン・ヘヴン』は舞台『プルートゥ PLUTO』(2018年)に出演したときに役作りで聴いていた曲でした。他にも悔しいときは中島みゆきさんの『宙船』を聴いて歌詞に「そうだよね」って。あとはクラシックの『のだめカンタービレ』の曲は元気を出したいときとかワクワクしたいときに聴きます。クラシックはセリフを覚えるときに使ったりもします。



■毎日欠かさず5km走って体づくり
―ところで土屋さんはスポーツやダンスがお得意ですが、日々体づくりなどされていますか?
土屋:はい、日々走っています。基本的には毎日5kmで、「今日は絞るぞ」という日は15km走っています。他には体幹を鍛えたり、お尻の上の筋肉を意識しながら動くことが多いです。

■アクションシーンは感情ありき
―さすがですね。これまでアクションシーンも演じてこられましたが、その運動神経を活かしてアクションに特化した女優になることは考えていますか?
土屋:考えていないです。これまでも結果としてアクション(シーン)になったという感じなので。今まで演じてきたのは、すごく感情のあるアクションだったんですよね。これからもアクションだけではなくてちゃんと感情のあるアクションができたらなと思っています。ただ昨年、首のヘルニアを2回やっていて、(首を回しながら)こうするとまだ痛くて首が回らなくなっているので、何が得意か不得意かしっかり見極めながらできる範囲で挑戦していけたらいいなと思います。



■日常の小さな幸せを大切に
―さて2022年もスタートしましたが、昨年はどのような年でしたか? また今年はどんな年にしたいですか?
土屋:昨年は大学を卒業するために踏ん張りました。また自分が出演してきた作品に関わってくれた人たちをつなげたいなと思った年でした。これまでたくさんの監督さんやプロデューサーさんと出会ったのに、何一つ次につなげて形にできていないので、しっかりつなげて計画性を持ってやりたいなと思いました。今年はそれを実行しつつ、日常で小さな幸せ、たとえばご飯を誰かと一緒に食べたり、お花の水切りをしているときが今は一番幸せを感じるのですが、それらをしっかり感じていけるように、大切にしていきたいです。

インタビューカット メイク:市岡愛 スタイリスト:津野真吾(impiger)
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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