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【海外発!Breaking News】スキー場で消火栓が破裂 噴射した水が真上にいたリフト客に直撃(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年1月10日 17時50分

今月7日、アメリカのスキー場にて消火栓が破裂する事故が発生した。消火栓からは勢いよく水が噴射され、真上で稼働していたリフトの乗客に冷たい水が直撃してしまった。この事故で2人がケガをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。『The Independent』などが伝えている。

事故が発生した米ノースカロライナ州北西部にあるスキーリゾート「Beech Mountain Ski Resort」によると、当時は人工降雪機で雪を製造しゲレンデを整えている最中だったという。近くで滑走していたスキー客の1人が誤って機械に積まれていた椅子の下の消火栓にぶつかってしまい、そこから水が噴射し始めた。

その様子を捉えた映像には相当な勢いで噴射する水が映っており、数メートルの水の柱ができるほどだった。また不運にもその場所はリフトの真下で、乗客の1組に水が直撃した。

あまりに強い水の勢いで、一部の乗客が座席から投げ出されて落下してしまったと報道されている。映像ではリフトが停止しており、水の直撃を受けている乗客は逃げるにも逃げられない状況だった。

事故の一部始終を目撃したというティム・ウィリアムさん(Tim Williams)は「スノーボードで水を避けようとする人もいましたが、あまり意味を成していませんでした。冷水がリフトにかかっていながらも、多くの人がリフトに取り残された人を助けようとしていました」と当時の状況を振り返った。

さらに「問題なのは係員がリフトを停止させた時、乗客を水が噴射する真上に止めてしまったことですよ」と話しており、冷たい水を浴び続ける乗客の姿に「見ているのも辛かったです」と心境を明かした。



また誕生日のお祝いで同リゾートを訪れていたエマ・ロピントさん(Emma Lopinto)は当時、水の直撃は免れたもののリフトに乗っていた。しかし水の勢いにより25フィート(約7.6メートル)の高さから落ちてしまい、「覚えているのは下にあった金属の棒が吹き飛んできて、自分が宙にいたということです。走馬灯が見えましたよ」と誕生日の悲劇を話している。エマさんは左半身や首、肩、胸などに痣ができてしまい、痛みを感じているそうだ。

エマさんと一緒に乗っていたアイビー=エリーゼ・アイビーさん(Ivy-Elise Ivey)は「みんなショックを受けている状態でした。必要に迫られなければ25フィートの高さから飛び降りるなんてことはしません」と語っており、落下により肘のあたりを骨折してしまったという。

Beech Mountain Ski Resortは「問題を認識してすぐに水を止め、リフトの乗客の救助を行った」と公表しており、計2人が地元の病院に運ばれて治療を受けたが命に別状はないという。またリフトから飛び降りる指示は出していないとも明かした。現在は営業を再開しているが、同州労働省により事故の原因に関する調査が続けられているもようだ。



画像は『The Independent 2022年1月9日付「Horrifying video shows skiers blasted with freezing water after pipe bursts under chairlift」(YouTube / Louis Dillard)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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