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【海外発!Breaking News】深夜3時に壁の中からうめき声 煙突からの侵入に失敗した泥棒が救助される(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年1月11日 18時38分

今月8日の深夜、米メリーランド州の自宅にいた男性から「どこからかうめき声が聞こえる」という通報が届いた。警察が駆けつけて調査すると、この家に泥棒に入ろうとした男が煙突の中で身動きが取れなくなっているのが見つかった。男は家の壁を破壊して救助されたが、重傷を負っているという。『NBC4 Washington』などが伝えている。

米メリーランド州モンゴメリー郡シルバースプリング在住のアイブラ・ハンさん(Ibrar Khan)は今月7日夜、いつも通り家で映画を見ながら家族と過ごしていた。「その日は暖炉に火をつけて、スモア(焼いたマシュマロとチョコをクッキーで挟んだお菓子)も食べました」と楽しい一夜を過ごしたアイブラさん一家は、それぞれベッドに入って就寝した。

しかし8日の午前3時頃、アイブラさんは“カサカサ”と何かが動くような音とそれとは別の変な音を聞いて目を覚ましたという。アイブラさんは「壁を叩くような、“バンバン”という大きな音がずっとしていたんです」と当時を振り返っている。

真夜中の不審な音の正体を突き止めるため窓が開いていないか確認し、ガレージも見てみたが誰もいる気配はなかった。それでも謎の音は聞こえ続けていたので、アイブラさんは警察に通報した。

数分で警察官が到着すると、音の出どころを見つけるためにあらゆる場所を調べ始めた。徹底的に調べたものの、警察官も手がかりをつかむことができず「何もなさそうですよ」と告げて帰ってしまった。

それでも原因が分からないまま、例の音はまだ鳴り続けていた。いったい何の音なのかと頭を抱えていたアイブラさんは、暖炉の壁の中から声が聞こえることに気付いた。アイブラさんは「『あぃあぃあぃ』と神頼みをしているような声が聞こえたんです」と当時聞いたという声を説明した。

米メディア『NBC4 Washington』では当時の不気味な声をYouTubeに公開しており、動画の24秒あたりから確認することができる。深夜3時に壁の中からこんな声が聞こえてくるとは、アイブラさんも恐怖を覚えたに違いない。場所を突き止めたアイブラさんは再び警察に通報すると、疑いながらも戻ってきた警察官はその声を聞き「嘘でしょ! あなたの言う通り、壁の中に誰かいるみたい」と驚いていたという。

その後、連絡を受けたモンゴメリー郡の消防隊から20人以上の隊員が駆けつけ、家の中からレンガで作られた煙突部分の壁を破壊して中を確かめることになった。どうやら中にいる男は外から煙突を下りてアイブラさんの家に侵入しようとしたが、中で身動きが取れなくなってしまったようだ。

救助開始から約1時間半が経過した午前7時半、男はようやく壁の中から救出されると近くの病院に運ばれた。男は重傷を負ったが、命に別状はないと報道されている。

これを聞いたアイブラさんは、面識のない男を心配しつつも「家に入ってこられなくて本当に良かったですよ。誰にも分からないけど、もっと酷い事態になっていたかもしれないですし」と胸を撫でおろした。



今回の事件の詳細を同消防隊の広報責任者であるピート・ピリンジャーさん(Pete Piringer)が自身のTwitterで公開すると、「クレイジーだな」「疑問だらけの事件だ」「煙突の修理費を払ってもらえるといいね」「サンタみたいに赤いスーツを着ていなかった?」など驚きやジョークを飛ばすコメントが届いている。



ちなみに間抜けな犯罪者として、昨年1月には犯行中に緊急通報番号に誤って電話をかけてしまった窃盗犯が逮捕されていた。



画像は『NBC4 Washington 2022年1月9日付「‘There’s Someone Inside’: Maryland Man Found Intruder Stuck in Chimney」』『Pete Piringer 2022年1月8日付Twitter「(6a) Technical Rescue, Dameron Dr & Forest Glen Rd, Forest Glen/Silver Spring」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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