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【海外発!Breaking News】25年前に海に投げたメッセージボトル、1200キロ以上離れた無人島で発見される(ノルウェー)

TechinsightJapan 2022年2月3日 5時0分

スコットランドで暮らしていた少女が1996年に海に投げたメッセージボトルが、1200キロ以上離れた場所で発見された。ノルウェー北部にある無人島でそのボトルを見つけた女性は、当時8歳だった少女をFacebookで探してメッセージを送ったが1年以上も返信がないままだった。しかし今年1月にやっと連絡をとることができ、ついに25年前に書かれた手紙を本人に見せることができたという。『BBC News』『The Mirror』などが伝えている。

スコットランドのアバディーンシャー出身のジョアンナ・ブカンさん(Joanna Buchan、34)は1996年、学校の課題でメッセージを書いたメモを入れたボトルを自宅近くにあるピーターヘッドの海に投げた。

当時8歳だったジョアンナが投げたそのボトルは2020年7月、800マイル(約1290キロ)離れたノルウェー北部のガスヴェール島(Gåsvær)で発見された。

ノルウェーで暮らすエレナ・アンドレアセン・ハガさん(Elena Andreassen Haga、37)は、ボトルを発見した時のことをこう振り返っている。

「緑色のボトルを見つけた時、すぐに何かが入っていると分かりました。そこには長い間水に浸かっていたと思われる手紙があって、慎重に折りたたんで取り出しました。読んでみるとスコットランドから来たものだと分かって嬉しかったですね。当時6歳だった息子のエライア(Eliah)はそれが何か理解していないようでしたが、メッセージボトルには昔ながらの楽しさがあると思いました。」

「私の父も5歳くらいの時、同じエリアでメッセージボトルを見つけたことがあるそうです。父は今、66歳なのでかなり昔の話ですけどね。海岸に何かが打ち上げられるのは普通のことですが、このように意味のあるものが見つかることはなかなかありませんよね。」

その後、Facebookでジョアンナさんを探し出したエレナさんはすぐにメッセージを送ったが、最近になってようやく返事が届いたそうだ。

現在、豪サウスウェールズ州で医師として働いているジョアンナさんは今年1月24日、Facebookのメッセージリクエストを遡っていたところ、エレナさんから送られた2020年のメッセージに気づいたという。

「最初はボトルに入ったメッセージを覚えていませんでしたが、当時通っていた『Peterhead Central School』での課題をぼんやりと思い出してきました。古い記憶でしたが、その手紙を見てすぐに自分の筆跡だと分かりました。読み返すととても面白くて…そこには当時の私が大切にしていたことが綴られていて。でも最後に『私は男の子たちが嫌いです』と書かれていて大笑いしました。スプライトのボトルに入ったただの丸まった紙切れがこんなにも長く海に残っていたなんて信じられません。まさか25年も北海(North Sea)で彷徨って、しかもノルウェーの無人島にたどり着いたなんて。当時の先生にもこのことを伝えられたらいいのに…。」

そう語るジョアンナさんのもとに1月27日、当時の担任だったエディス・スキナー先生(Edith Skinner)からメッセージが届いたそうで、のちに「あの時、海にボトルを投げたあとで1本はすぐに見つかったそうです。でも25年間で見つかったのはその1本だけだったので、私のボトルが見つかったことをとても喜んでくれました」と明かしている。



なおこのニュースについて、世間からは次のようなコメントが寄せられている。

「夢のようなストーリー。海辺で育ったのでこのような話にいつも憧れていました。」
「とても素敵。ノルウェーの女性がわざわざ彼女を探したのはいい話。」
「昔、メッセージボトルを拾ったことがあるけど汚れていて読めなかった。いい状態のまま残っていてよかった。」
「彼女の担任だった先生は素晴らしい教育をしましたね。」
「なんて素敵なんでしょう。こんなに遠くで発見され、保存されているなんて素晴らしいですね。」

画像は『BBC News 2022年1月26日付「Message in a bottle from Scottish girl found in Norway after 25 years」(ELENA ANDREASSEN HAGA)(JOANNA BUCHAN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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