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【海外発!Breaking News】寝起き姿は人間と同じ? たてがみがボサボサのライオンが微笑ましい(南ア)

TechinsightJapan 2022年2月2日 17時49分

百獣の王と言われるライオンは、フサフサのたてがみをまとった威厳ある姿で人気が高い。しかし寝起きは人間と同じようで、目覚めきっていないライオンの微笑ましい姿が『Daily Mail Online』などで紹介された。

南アフリカのフリーステイト州ハリスミスにある「グレン・ガリフ保護区(Glen Garriff Conservation)」では、およそ1000ヘクタールという広大な敷地に77頭のアフリカンライオンが保護されている。そのうち1頭の雄ライオン“トンガ(Tonga)”の寝起き姿が、抜群のタイミングで捉えられた。写真を撮影したのは写真家のサイモン・ニードハムさん(Simon Needham)で、これまでにグレン・ガリフ保護区をはじめ、ボリビアや米カリフォルニア州などの保護施設で多くの動物をカメラに収めてきた。

サイモンさんによると、今回の撮影ではトンガが昼寝から目を覚ますまで辛抱強く待たなければならなかったそうだ。目が覚めた直後の表情を狙っていたというサイモンさんだったが、たてがみがボサボサで寝起きの呆然としたライオンの表情を見て、笑うしかなかったという。サイモンさんは当時のことをこのように語っている。

「このような瞬間的な写真を撮るには忍耐が必要ですが、美しい生き物のそばにいることは素晴らしいことで、私にとって大きな喜びでした。」
「ライオンは見ているだけでも素晴らしいですが、今回のように散髪が必要なのではと思わせるようなライオンであれば、愛くるしくてどこか微笑ましく感じるでしょう。」

その後トンガは頭を何度も振り、少しずつ野生のライオンらしさに戻っていったという。なおトンガの寝起き写真は、グレン・ガリフ保護区募金活動の宣伝のために使われるとのことだ。

ライオンのたてがみはライバルとの戦いの際に首を守るためにあると考えられていたが、最新の研究ではたてがみの大きさや色が雄の体力や優位性を示し、黒いたてがみの方が雌を引きつけるのに有利であることが明らかになっている。

画像は『Amo meu PET 2022年2月1日付「Fotógrafo registra leão acordando de soneca com juba amassada em parque da África do Sul」(Foto: Reprodução/ Simon Needham)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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